京つう

アート/芸術  |洛中

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2008年09月02日

「夢の超特急」~0系新幹線~

0系新幹線って知っていますか?
1964年に開通した東海道新幹線の東京-新大阪間を走り、その当時世界初の時速200kmの壁を越えた電車です。
それを当時は、「夢の超特急」と呼んでいました。
今は、新大阪-博多間の「こだま」として生き残っています。
しかし、この「超特急」も老朽化が進み、今年の11月で姿を消す運命です。

そこで、きょうは、兵庫の耳鼻咽喉科へ行くのに、何と新大阪から姫路まで超特急に乗って行くことにしました。

現在のダイヤでは、新大阪発の0系車両は、6時12分発の「こだま629号」と7時59分発の「こだま639号」の2本だけです。
7時59分発の「こだま369号」は、福山からの新幹線の折り返し運転。
塗装も開業当時と同じ色に塗り替えられた超特急がゆっくりと到着。




新幹線の白い車体に青いラインは、当時新幹線が対抗の乗り物としていた飛行機から「空と雲」をイメージした色だそうです。




懐かしいダンゴのような鼻。
この丸いドームみたいなところの中には何があると思いますか?
小さい時は、レーダーが入っているんだと思っていましたが、ただの連結器が入っているだけ。




青いスカートは、0系のおしゃれのポイントのひとつです。




新大阪の駅では、小さな子が記念写真を撮ってもらっていました。
私が「夢の超特急」を見たのも、彼と同じ頃だったかな??




「こだま639号」は定刻の7時59分に大阪駅を発車。
新大阪を出ると、車内放送は当時のチャイム音で始まりました。

揺れもなく、まだまだ十分活躍できそうなのに・・・
次は、500系が0系のかわりになりそうな運命です。
世代は、どんどん変わっていくのが世の常です。




そして、1時間後、右手に姫路城が見えてきたので、私の0系の旅は終了。




赤いテールランプが見えなくなるのを見届けて、ホームを後にしました。
「夢の超特急」は、0系新幹線の名称として、永遠に語り継がれることでしょう。



追伸: ラストランに、東京-新大阪間をもう一度走ってもらいたいですね!  

Posted by Norichan at 22:00Comments(4)鉄道