京つう

アート/芸術  |洛中

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2008年10月04日

紅葉前の東福寺

お昼過ぎのお勤めのために、本堂に僧侶の皆さんが集まってこられました。
脱がれた草履が、修行の心を映し出していました。




ここは、紅葉の季節になると真っ赤に染まる通天橋で有名な東福寺。
通天橋付近のもみじは、まだまだ青々としていました。




でも、多くの人が、眼下に京都市内が望める通天橋を通っていました。




方丈は、明治14年に火災で焼失したのを明治23年に再建されたもので、庭園は、昭和13年に重森三玲という庭師がが作庭した近代のものです。
しかし、東西南北に配置された4つの庭は、創建された鎌倉時代の風格を持ちながらも、現代的な一面も感じさせます。




北庭は、杉苔と四角い石だけの小市松の庭。
シンプルな中にも、杉苔の持つ大地からの生命力を感じました。




これは、トイレ前の障子です。
障子の開け方ひとつにも、京の雅を感じるのは、私だけでしょうか。



  

Posted by Norichan at 20:00Comments(2)京の旅