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アート/芸術  |洛中

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2008年11月06日

「0系」が超特急で走り抜けた時代

あと3週間ほどで、「0系新幹線」の営業運転が終了します。
44年間走り続けたということですから、すごいものです。
関西圏の電車の吊り広告には、「さよなら、夢の超特急」のポスターが掲出されています。




9月に新大阪から姫路まで最後の乗車をした頃は、まだ人も少なかったですが、そろそろ最後を惜しむ鉄道ファンで一杯でしょうね。
「夢の超特急」




超特急で駆け抜けたこの44年間。
開業は、東京オリンピックの年でした。
高度成長のシンボルが、オリンピックであり、「夢の超特急」でした。
でも、高度経済成長の中で駆け抜けたこの44年間で、本当に国民は幸せになったのでしょうか?
幸せ感を味わえたのでしょうか?
何だか人間らしさとか、人間の温かみとかがどんどん薄れていったようで、一抹の寂しさを感じるのは、私だけでしょうか?

丸みを帯びた「0系」の顔を見ていると、人間の温かさみたいものを感じました。
それが、44年の時代だったのかもしれません。




現在、JR西日本の「さよなら夢の超特急」のホームページで映像が流れています。

「さよなら夢の超特急」

(この映像の「0分24秒」で、馬込橋を渡る新幹線が映っています。そこには、昔住んでいた家が映っていました!)


多摩川を渡る0系です。
丹沢の向こうには、富士山が顔を見せていました。
懐かしいワンショットです。




東京駅で出会った0系のお召し列車です。
先頭車両のスカートの白いVサインが、お召し列車の印でした。




「夢の超特急」が走り抜けた時代が、何だか一番素敵だったように思えてきます。

ありがとう夢の超特急!



  

Posted by Norichan at 18:30Comments(8)鉄道