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アート/芸術  |洛中

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2009年04月11日

ラグジュアリーな世界へ (岡崎公園:京都国立近代美術館)

京都国立近代美術館できょうから始まった「ラグチュアリー(ファッションの欲望)」展に行ってきました。
http://www.kci.or.jp/exhibitions/luxury/

京都近代美術館は、平安神宮のある岡崎公園内にあります。




初日ということもあり、まだまだ人出は少なかったので、じっくりと鑑賞できました。




ラグジュアリー・・・贅沢品、高級品として認識されている

今回の展覧会は大きく4つのセクションに分かれていました。

セクション1:「着飾ることは自分の力をしめすこと」
パスカルの言葉だそうですが、自らを華やかに飾り立てる人々の欲望のひとつの側面を言い当てています。
18世紀の宮廷服が手の届くところに展示されているのにはびっくりしました!

セクション2:「削ぎ落とすことは飾ること」
優美な装飾が好まれる一方で、シンプルで日常的なスタイル、それをデザインの造形性や素材でこだわるのも凄い贅沢。
余分な装飾を削ぎ落とすことで浮かび上がってくる新しい美しさがそこにはありました。

セクション3:「冒険する精神」
「今までにない服」というのも贅沢。
今回は、川久保玲さんの作品を、着せる前の生地の写真もあわせて展示することで、その冒険することの贅沢さをより感じさせてくれました。

セクション4:「ひとつだけの服」
希少なものへの付加価値。
ひとつしかないもの、自分だけのものというのも、ひとつの贅沢なんですね。
使い古しのリメイクも現在のエコの世界とあわせて考えると、最高の贅沢なのかもしれません。

京都では、2009年4月11日から5月24日まで、京都国立近代美術館で。
そのあと、東京では、2009年10月31日から2010年1月17日まで、東京都現代美術館で。


美術館を出て、平安神宮の近くまで行くと、枝垂桜が満開でした。




何と贅沢な!
ラグジュアリー!

  

Posted by Norichan at 19:00Comments(2)京の旅