京つう

アート/芸術  |洛中

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2009年06月06日

若者たちが駆け抜けた空間 (壬生・八木邸)



壬生にある八木邸(やぎてい)は新選組の屯所として使われた、郷士八木家の邸宅。
将軍警護の名目で京に集まった浪士隊。
この八木家を宿所としていた芹沢鴨、近藤勇ら13名。
主張の相違から、この奥座敷にて芹沢鴨は粛清(暗殺)。
近藤勇が隊を掌握し、彼を頂点とする組織を整備して、新撰組となっていきます。

この八木邸は、芹沢鴨らが粛清された血なまぐさい場所でもあり、かつ、近藤勇らがそれ以降の活躍のスタートとなった場所でもあります。

玄関を入った座敷の向こうには、こじんまりとした庭があります。




ゆったりと縁側に座って、しばらく庭を眺めていました。
穏やかな風の中、先人と同じ風景を眺めていると、時間の不思議を感じます。




タイムスリップした時間の空間の中で、井戸から水を汲む音が聞こえそうな錯覚を覚えました。
そして、当時の若者の生きた証しを感じました。




入り口の大きな樹は、新撰組の面々を見届けたのでしょうか。




「誠」とは・・・?
自分の信念を貫いた若者の強い思いを感じました。

  

Posted by Norichan at 09:30Comments(2)京の旅