京つう

アート/芸術  |洛中

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2010年08月13日

「ふるさと」は山の中 (八瀬大原)

お盆のこの時期。
ふるさとで迎えていらっしゃる方も多いことと思います。
「ふるさと前」というバス停。
この響きに、つい足を止めてしまいました。

「ふるさと」は、山の中です。




このバス停の「ふるさと」とは、「八瀬かまぶろ ふるさと」
茅葺きの屋根の下がかま風呂です。




周りには、田んぼがあり、山があり、古い民家があり・・・
やはりふるさとです。




八瀬天満宮社も山の中です。




前を流れる賀茂川は、あゆが解禁のようです。
さぞ美味しいあゆでしょうね。




美しい山、美しい川、美しい水。
昔からのふるさとのイメージが、ここにはありました。  

Posted by Norichan at 09:00Comments(4)京の旅

2010年08月12日

今にも旅のお侍さんが・・・ (大沢池)

何となくどこかで見かけた風景です。




時代劇のロケ地として良く使われるのが、この大沢池。




大覚寺の付近は、どこも時代劇に使えそうな古き風景を見ることができます。
この大沢池の奥に、『今昔物語』にでてくる名古曽の滝が復元されています。




  

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2010年08月11日

何気ない夕焼け (堀川)

一日が終わるときは、なぜこんなにもドラマチックなのでしょうか。




言葉のいらない世界を包みます。




何気ない街も、静寂に包まれだします。




ビルを結ぶ雲。
そんなイメージを抱かせてくれる、何気ない夕暮れ時でした。

  

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2010年08月10日

京の七夕 (二条城のライトアップ)

「京の七夕」のイベントにあわせて、二条城もライトアップされています。

東大手門を入った正面の東築地塀もライトアップ。




これは、土塀の美しさをなかなかうまく表現しています。




唐門は、ライトアップで、より華やかでより重厚さを増しています。




しかし、国宝の二の丸御殿のライトアップは、何でしょう!




「京の七夕」とはいえ、これは・・・
「D-K LIVE in 二条城」
「D-K」とは、デジタル掛け軸だそうです。
日本人の持つ無常の精神から時空を超えた芸術を表現しているそうですが・・・




世界遺産の二条城は、やはり二条城らしいライトアップが一番似合うと、私の感性は訴えかけていました。




来年は、もっとオーソドックスなライトアップを・・・

  

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2010年08月09日

京の七夕・「いのり星」 (堀川)

きょうも、夕涼みがてら、堀川の「京の七夕」をそぞろ歩きました。
きょうは、天の川の下を「いのり星」が流れていくのが見れました。




青く光る「いのり星」を見ていると、魂を感じます。




ふたりは、どんなことを「いのり星」に託したのでしょうか。




ゆったりと流れる「いのり星」




堀川は、「いのり星」で埋め尽くされていました。

  

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2010年08月08日

憧れのタカラヅカ (宝塚音楽学校旧校舎)

宝塚劇場の近くに、宝塚音楽学校の旧校舎があります。
今は、市立宝塚文化創造館として見学できます。

これは、2階のバレエ教室に残っている木製のバー。
磨り減った木が、練習の厳しさを感じさせます。



天海祐希も、このバーでレッスンをしたのでしょう。




ピアノに合わせての厳しい先生の声が響いてきそうです。




ここは、日舞用のレッスンルーム。
板の間に刻まれた無数の傷跡は、明日のスターを夢見て、厳しいレッスンに汗を流した努力の跡でしょう。
大地真央も、ここに傷跡を残したのでしょうか。




外観は美しく塗装されましたが、1935年(昭和10年)から1998年(平成10年)まで本科校舎として使われていました。




今も、その優雅さが残されていました。



  

Posted by Norichan at 14:00Comments(0)

2010年08月08日

華やかなタカラヅカ (宝塚)

タカラヅカ!
「ベルバラ」を思い出すのは、私だけでしょうか。




華やかな宝塚大劇場。
初代の大劇場では、大地真央の舞台を見たことがあります。
昔の建物だったので、席の番号が「いろはにほへと」の順番。
そして、席の間がとっても狭かった印象があります。

しかし、二代目の大劇場は初めて。
素敵な劇場です。




今回の公演は、「麗しのサブリナ」
でも、名神高速が京都の山崎から宝塚まで40kmの大渋滞。
到着したのは、公演開始3時間後!
当然ながら、ロビーには人影なし。
だから、こんな素敵な写真が撮れました!




「麗しのサブリナ」自体の演劇は終了していましたが、ダンスレビューと最後の階段でのレビューを見ることはできました。
だから、最後のお客様が出られるまで、席に座って余韻だけを楽しみました。




華やかなタカラヅカ。
あの華やかさに惹かれるのでしょうね。




  

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2010年08月07日

京の七夕・「竹の世界」 (堀川)

堀川で開催されている「京の七夕」
川沿いには、竹で作られた素敵なオブジェが並んでいます。

まるで、睡蓮の花のよう。
夕暮れ前の群青の空が映って、水面の上に咲いているようです。




竹の輪に照らされて、素敵な淡い光を感じさせてくれます。




川の中の竹。





もうすぐ、かぐや姫が現れます!




ゆっくりとゆったりと・・・
そんな時間です。  

Posted by Norichan at 21:00Comments(0)京の旅

2010年08月07日

京の七夕・「天の川」 (堀川)

七夕は7月7日です。
でも、「京の七夕」は、旧暦の七夕にあわせて、今年初めて開催されました。
二条城前の堀川押小路から一条戻橋までの堀川の遊歩道には、素敵な「天の川」が現れました。




竹のアーチの中の幻想的な「天の川」




堀川には、「いのりの星」が流れます。




LEDが内蔵されたこの星は、ゆったりと堀川の流れを「天の川」にしてくれます。




丸太町通り付近には、「光の友禅流し」
堀川の流れに流れる友禅が鮮やかにライトアップされ、艶やかな「天の川」に。




一年に一度の願いを「天の川」にこめて・・・




「京の七夕」は、8月15日まで。
  

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2010年08月06日

ふろしきは魔法のかばん (京都高島屋・エコ100選)

京都高島屋で開催されている「びっくりエコ100選」
そこで見かけたふろしきの芸術的なラッピング。




あの無機質なポリエチレンの袋が当たり前になってしまった現代。
しかし、たった一枚のふろしきという布は、魔法のカバンに早変わりします。




折り紙のようにしてつくられた野菜。
魔法のふろしき、そのものです。




実は、私も、一枚ふろしきを常にカバンに忍ばせています。
何かの時の重宝しますよ!
皆さんもぜひ!  

Posted by Norichan at 22:00Comments(0)京の旅

2010年08月06日

季節感のなくなったエコな生活 (京都高島屋・エコ100選)

いま京都高島屋で開催されている「びっくりエコ100選」
ここで、あの電気自動車を発見しました。
先日、大覚寺前の駐車場で見かけた充電ステーションを使える車です。




そんなエコを題材としたエコロジー展。
夏休みの自由研究にはもってこいかも。




今年は、ホールにエコ農園が出現しました。




実際に、ちゃんと「賀茂なす」が生っていました。




でも、賀茂なすや万願寺とうがらしなどは、夏の野菜だということを知っていましたか?
トマトもきゅうりも夏野菜です!




便利になった食卓。
でも、季節感のなくなった食卓。
しかし、そのために必要とするエネルギーは莫大なものです。

昨日、地の完熟トマトを食べて、そのおいしさに思わず感激しました。
それが、季節の野菜の本当のおいしさであることを実感しました。

でも、もうその便利さからは戻れないのでしょうか・・・
  

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2010年08月05日

廊下にいにしえ人の面影 (大覚寺)

大覚寺の中は、至るところ廊下でつながっています。





高欄を付け、折れ曲がりながら、さらに段差が設けてあります。
その形はあたかも稲妻のようでもあり、雷(いかずち)の廊下ともいわれます。




朱色に塗られた霊明殿からも、廊下の造形が美しいです。




交差する屋根の構造は、なかなか幾何学的で興味をそそります。




廊下を歩いていると、時代劇のロケによく使われるのが、理解できました。
いにしえ人が、絹擦れの音をたてながら歩いていく姿を想像してしまいました。




そんな優雅さを感じる大徳寺です。  

Posted by Norichan at 09:00Comments(0)京の旅

2010年08月04日

雅の世界 (大覚寺)

宸殿の前に、牛車が到着しました。




ここは、嵯峨天皇の離宮が営まれた場所です。
旧嵯峨御所大覚寺門跡。




江戸時代、後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物。
気品が漂います。
ここの廊下・広縁はすべてうぐいす張り。




式台玄関には、菊のご紋が。




宸殿の前には、右近の橘、左近の「梅」!
なぜ桜ではないのか?
聞きそびれました。
何か理由があるんでしょうね。
まさか、梅酒を作るためではないでしょうが・・・




襖絵も豪華絢爛。




夏の特別公開では、秩父宮御殿の見学もできます。
皇族の皆様も、京都においでになったとき、ここでご休憩されるそうです。
とてもこじんまりとした建物ですが、雅な風情を感じました。

  

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2010年08月03日

すごいもの見つけたよ! (大覚寺前)

大覚寺前の駐車場で、すごいものを見つけたよ!
電気自動車用の充電コンセントです。
山田府知事は、電気自動車等の普及推進をうたっています。
そのためにも、充電インフラが必要です。
そんなひとつの充電ステーションをはじめて見ました。




そして、その充電ステーションの横を、水戸の黄門様が「ハッハッハッ!」と笑いながら通り過ぎて行きました。
黄門様は、確か馬にお乗りのようでしたが・・・






  

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2010年08月02日

ふたつの顔の庭 (相国寺・方丈)

相国寺は、臨済宗相国寺派大本山。
金閣・銀閣両寺もここの末寺というすごいお寺です。

ここの方丈には、ふたつの顔の庭園があります。
ひとつは、勅使門の前の枯山水平庭。




なんの飾りもない、白砂を敷き詰めただけの庭園。
この基本が、あの龍安寺の石庭などの原点になります。
月明かりが、さんさんと方丈を照らすんでしょう。




北側の庭園は山水の庭園で、これだけ深い谷のある庭園は、あまり見かけません。




板戸に描かれた鮮やかな紅葉と滝の絵が、新緑の庭園に鮮やかさを与えてくれ、そして、秋の到来を予感させてくれました。

  

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2010年08月01日

「雁の寺」の水琴窟 (相国寺・瑞春院)

相国寺の塔頭のひとつの瑞春院。
ここの水琴窟も有名です。




そして、ここは少年期を過ごした作家の水上勉の小説「雁の寺」の舞台としても有名です。




彼は、9歳の時にこの寺に預けられ、13歳の時に辛さで飛び出します。
ここで見たこの孔雀の親子の絵に母への思いを深くしたといいます。
そして、親から離れた寂しさをこの絵が慰めていたそうです。
その後、作家となった彼は、その思い出が深く刻まれ、小説として直木賞を受賞します。
しかし、再度訪れるまで、この絵が、孔雀ではなく雁だと思い込んでいて、題名が「雁の寺」となったそうです。
本当だったら、「孔雀の寺」だったのかもしれません。
でも、ここには、ちゃんと雁の絵があったのは偶然でしょうか。




そんな瑞春院には、ふたつの庭があります。

方丈の南にある枯山水の庭園「雲頂庭園」
向こうに見えるのは、わが母校の同志社大学(ちょっと興ざめですが入れ込んで見ました)



方丈の右側に水琴窟があります。




そして、方丈の裏手にも、庭園とお茶室があります。




茶室の横にある水筋窟は、とても良い響きです。
手水から流れ落ちた水音が、心地よい音を響かせます。




水上勉は、あの孔雀の親子の絵とこの水琴窟の音色に、こころの安らぎを感じたのでしょうか。


【今回も動画で、雁の寺の水琴窟の音色をお聞き下さい】

  

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