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2014年02月05日

0系新幹線の旅は時間の旅 (大阪・交通科学博物館)

新幹線0系が、運転席を含め、当時のままの姿での公開です。

ここは、大阪の交通科学博物館。
1962年(昭和37年)の開館以来、52年間の歴史も、この4月6日で終着駅です。
2016年春に京都梅小路にできる新たな鉄道博物館に受け継ぎます。

そこで、今年の1月から、未公開だった展示車両の内部が大公開されています。

ということで、2月の目玉の0系新幹線に大潜入しました。

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今回の公開では、0系新幹線の運転席に座らせてもらえます。




電光掲示板ではない「パタパタ」と表示される案内板。




21形1号の運転台です。
なんと、当時は運転席にも灰皿が・・・!
運転手もたばこが吸えたようです。




運転席のすぐ後ろの1号車1Aの座席。
一番座りたかった座席です。




当時のままの灰皿。
灰皿の汚さが、そのまま長い時間を感じさせます。




車両中央にあった非常口です。
訓練以外には、使われなかったのでしょう。
それだけ安全だった新幹線。




東京--新大阪間は短時間だったので、食堂車ではなく軽食を提供するビュッフェが連結されていました。




簡易の座席に座っての富士山ビューは、素晴らしい眺めだったことでしょう。
オーシャンビューは無理でしたが。
車両の壁に掛っているアナログの計器は・・・




この速度計見たさの鉄道ファンも多かったことでしょう。
この目盛りこそが、超特急の証でした。




多分、当時は電子レンジ自体が貴重で珍しかったことでしょう。




電車の中から電話が掛けられるというのも当時はエポックだったのでしょう。
硬貨を握りしめて・・・




グリーン車の車内は、ゴールドカラー。
からし色ではありません。




「新幹線のごあんない」も当時のままです。




そして洗面所。
これが夢の超特急の洗面所だったとは・・・
時代の流れを感じます。




夢の中を駆け抜け、交通科学博物館の中では、当時のままでその夢を止めていた0系新幹線。




交通科学博物館は、52年間の感謝をこめて閉館です。




次の世代を背負っていくのは、間違いなくこの運転手さんです!
未来に向かって・・・
「出発進行!」


(2014年2月2日撮影)  

Posted by Norichan at 06:20Comments(0)鉄道