2010年12月22日
輝く唐門 (醍醐寺・三宝院)
醍醐寺三宝院の国宝の唐門。
豪華な門だ。
しかし、2008年に訪れた時は、こんな感じでした。
今年の7月に修理が完成したそうです。
この構図は、東山魁夷の「三宝院唐門」と同じです。
東山魁夷が、この豪華絢爛な唐門を見たとしたら、感動しただろうか。
「すごい!」と感嘆の声を上げたとしても、絵筆は走らせなかったと思います。
放って置くと朽ち果ててしまうかもしれない国宝の門が、こんなに素晴らしくなりました。
でも、私には、張りぼてのようにしか見えませんでした。
以前の唐門には、国宝の重厚さがありました。
豪華な門だ。
しかし、2008年に訪れた時は、こんな感じでした。
今年の7月に修理が完成したそうです。
この構図は、東山魁夷の「三宝院唐門」と同じです。
東山魁夷が、この豪華絢爛な唐門を見たとしたら、感動しただろうか。
「すごい!」と感嘆の声を上げたとしても、絵筆は走らせなかったと思います。
放って置くと朽ち果ててしまうかもしれない国宝の門が、こんなに素晴らしくなりました。
でも、私には、張りぼてのようにしか見えませんでした。
以前の唐門には、国宝の重厚さがありました。
Posted by Norichan at 09:00│Comments(4)
│京の旅
この記事へのコメント
修理して、とってもまばゆい物に変身しましたね。
私も修理前の門が良いなと思いました。
錆の中に歴史の重みを感じます。
綺麗なだけが全てでは無いですよね。
でも、修理された職人さんには
「お疲れ様です。」
Posted by ぱるちゃん at 2010年12月22日 20:13
古いものを保存するのは、本当に大変なんだと思います。
私の場合は、以前の姿を知っていたから、よけいにその反動が大きかったんだと思います。
でも、その当時の人は、このきらびやかな門を見ていたんですね。
秀吉さんも…
Posted by Norichan at 2010年12月22日 21:47
この煌びやかな門も何十年、何百年経てば、また、味わい深い造形になるんでしょうね。私も以前の門の方が好きですが、歴史的建造物を修復する際、現在は、忠実に建築当時の姿を再現するという考えが一般的のようですが、、現在の姿を今の最高の技術を屈しして何百年先までも同じ姿で留めるという修復法があっても良いのではと思います。もっとも、今の姿を見ている者の自分勝手な考えといわれるかも知れません。
norichanのお陰で、両方の姿を見られた我々は幸せだと思います。
Posted by つばさ82 at 2010年12月24日 22:35
つばさ82さんへ
まさしく私の思いもその通りなんです。
現在の姿をこのまま何百年先までも同じ姿で留めるというのが、本来の文化財の保護ではないかと思うのです。
今の唐門は、極端に言えば、鉄板で作った唐門でもいいんです!
私は、文化財の保護のあり方を真剣に憂います。
三宝院の方がおっしゃっていました。
「あのままにしておけば朽ち果てるでしょ」って。
違うんだよな・・・発想が!
Posted by Norichan at 2010年12月24日 22:47