南禅院の地上絵? (南禅院参道)

Norichan

2010年08月20日 09:00

南禅寺から南禅院へ行く参道石畳には、仏教の教えである万物を形成する五つの元素、地(堅性)、水(湿性)、火(煖性)、風(動性)、空(円性)のシンボルが描かれています。

この手前にある四角は、地(堅性)でしょうか。
(地-大地・地球を意味し、固い物、動きや変化に対して抵抗する性質)




これは、水(湿性)なの火(煖性)なのか。
水滴のような、炎のような・・・
(水-流体、無定形の物、流動的な性質、変化に対して適応する性質)
(火-力強さ、情熱、何かをするための動機づけ、欲求などを表す)




これは、やはり空(円性)でしょうか。
(空-天空(そら)のことであり、また、仏教の思想の空のこと)




この三角形は、水(湿性)なの火(煖性)なのか。
(マンホールはどうにかして欲しかったな・・・)




そして、わかりにくいですが、円と四角が合わさった図形は、空と地を行き交う風(動性)なのか。
(風-成長、拡大、自由を表す)





南禅寺の開基亀山法王七百年御忌記念に作られたこのシンボル。
正解はわかりませんが、推理を楽しむことで、陰陽五行にも似たこの仏教の教えを感じようとしている自分がありました。

皆さんは、どんな理解をされますか?


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