ねじれたトンネル(東山区・ねじりまんぽ)
赤レンガのトンネル。
ここは琵琶湖疏水から続くインクラインに造られた、1888(明治21)年に竣工したトンネル。
しかし、このトンネルの中は赤レンガがねじれて組み合わされた「ねじりまんぽ」
トンネルの強度を増すために内壁のレンガを斜めにねじれています。
完成当時の京都府知事北垣国道がトンネルの完成を祝って揮毫した言葉が輝きます。
東口の扁額には『陽気発処』(精神を集中して物事を行えばどんな困難にも打ち勝つことができる)
西口の扁額には『雄観奇想』(見事なながめとすぐれて考えである)
埋め込まれた落款には「楽百年之夢」
100年先の京都への想いが伝わります。
(2021年11月8日撮影)
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