京つう

アート/芸術  |洛中

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2008年03月09日

美しさの基準

とっても暖かくなった日曜日の原宿は、若者で混雑していました。


表参道ヒルズで開催されている雑誌「グラマラス」の写真展を見るために。
この写真展は、秋吉久美子などの有名な女優さんたちがセミヌードになり、その雑誌の売上金の一部をピンクリボンの活動に寄付するという企画の写真展でした。
カメラマンも女性なので、女性の目で見た女性の美しさを表現していました。

この「ピンクリボン活動」というのは、「乳がん早期発見」の活動で、そのシンボルマークがピンクリボンです。
多くの企業がこの運動を支援しており、日本の乳がんの早期発見のための底力になってきています。
http://www.wacoalholdings.jp/pinkribbon/index.html

そのあと、久しぶりに上野の国立西洋美術館へ。
「ウルビーノのヴィーナス展」を見に。
http://www.venus2008.jp/


この展覧会では、古代、ルネサンス、そしてバロック初めに至るまでの、ヴィーナスを主題とする諸作品を展示しています。
特に、ウフィツィ美術館所蔵のウルビーノのヴィーナスは見ものです。
中世の女性は、身体の線があまり美しくなく、お腹も出てるように表現されています。
あれが美の基準だったのか、実際あのような体型だったのか?
そんなことを考えながら、絵画に見入っていました。

「美しさ」とは何か?
「美しさ」の基準は、時代によっても、国によっても違います。
たぶん、「美しさ」を考えるのは、自分自身なので、その基準は、自分自身の価値観そのものなんでしょう。

そんなことをロダンといっしょに考えていると、私も「考える人」になってしまいました!




  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)