京つう

アート/芸術  |洛中

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2008年04月12日

阿蘇内牧温泉「蘇山郷」にて(与謝野晶子に出会う!)

泊まりは、阿蘇内牧温泉の「蘇山郷」。
http://www.sozankyo.jp/
この旅館は、与謝野寛・晶子夫妻ゆかりの宿です。


旧内牧城の大杉一本で造った座敷「杉の間」は、昭和7年、与謝野寛・晶子ご夫婦が泊まられた部屋。


廊下も同じ大杉で作られ、ピカピカに磨き上げられていました。


廊下のガラスは、今では作るのも大変な歪みのある天然ガラス。
与謝野夫妻も、きっとこのガラス戸を通して、その向こうの庭を眺めたのだと思います。


庭には、いろんな花が植えられており、馬酔木(あしび)が可憐な花を咲かせていました。


ロビーには、与謝野鉄幹・晶子夫妻の直筆の色紙も置いてありました。
「うす霧や 大観峰に よりそいて 朝がおのさく 阿蘇の山荘    晶子」


館内の各所に女将の生け花や野の花がさりげなく飾られていました。
これも女将の感性の豊かさでしょう。


掛け流しのお湯に何度も漬かって、たった2本のビールが心地よいひと時にしてくれました。



  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)

2008年04月12日

豊後竹田にて(岡城跡にて廉太郎に出会う!)

別府から豊後竹田へ。
岡城(竹田城)跡は、すばらしい遺跡。
http://www2.city.taketa.oita.jp/okajyo/
桜がまだ残っている大手門跡です。


復元されたお城が各地にいっぱいある中で、かえって復元されないこのような遺跡は、訪れるものにいろんな想像をさせてくれます。
滝廉太郎もここでいろんな思いを巡らし、あの名曲を作ったのだと思うと感慨無量。
急な石垣。
手摺りも何もない石垣の下を覗き込むと、くらっとしそうでした。


荒城には、苔むした石段も「時」を感じさせます。


石の合間に咲くタンポポを廉太郎も見たのでしょうか。


荒城の月の舞台は、あまりのも広大な場所にあり、まるでインカの遺跡のような壮大な時間空間を感じました。




  

Posted by Norichan at 15:00Comments(0)

2008年04月12日

別府にて(竹瓦温泉と喫茶「なかむら」)

朝5時起きで九州へ向かう。
もう5時で外は明るい。
朝早くから行動すると、一日を得した気分。
短い人生。
人一倍時間を大切にしないと。

京都発の一番のぞみで九州へ。
そういえば、新幹線で九州に入るのは初めて。
いつもは、飛行機だから。
でも、いつ関門トンネルをくぐったのかわかりませんでした。

小倉から日豊本線へ。
別府で下車して、「竹瓦温泉」へ。


昭和初期のこの温泉は、タイムスリップしたような感じです。




貸し切りでゆったり手足を延ばして入浴する。


竹瓦温泉の由来は、微かに残る湯船の竹のタイルに認められました。


お風呂から出ても、からだはほかほか!
入浴料はたった100円。
古き良き昭和時代を感じました。


湯上がりに、喫茶「なかむら」へ。
自家焙煎のおいしいコーヒーを入れてくれます。


お客様はご年配のマダム。
毛皮をお召しになった元気なおばさま。
孫が19歳。
別府だけでなく、四条河原町にもマンションをお持ちとか。
来週京都とか。
おいしいお店を紹介する。
携帯番号を教えてとナンパされる。
紐になっても良かったかな?
お店を出る時、さようならの挨拶は、「ナマステ」
「ボンボヤージ」とお返しをする。

別府から豊後竹田へ向かう。  

Posted by Norichan at 12:00Comments(0)