京つう

アート/芸術  |洛中

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2008年10月27日

寺町通り散策~下御霊神社~

革堂をもう少し北に上がっていくと、下御霊神社があります。
平安京時代のさまざまな怨霊が渦巻いた中で、その御霊が安らかにと祭られています。

門の扉には、凝った透かしが入っています。
素晴らしい幾何学的な美しさ。






表門をくぐって左手の手水舎に注ぐ水は、京の三名水の一つに挙げられている染井(梨木神社の境内にある)と同じ水脈の清水。
水道のような蛇口がありますが、水道水ではありません。
ほんとうにおいしい水です。




檜張りのこの湾曲した形の屋根は、何とも美しい限りです。




小雨の降る京都の神社めぐりも、なかなか落ちつけて良かったです。



  

Posted by Norichan at 20:40Comments(4)京の旅

2008年10月27日

寺町通り散策~革堂~

天台宗の古いお寺の行願寺。
このお寺を開山したのは行円上人という人。
行円上人はもと猟師。
山中で射止めた雌シカのお腹から子ジカが生まれたのを見て、殺生を悔い仏門に入ったそうです。
布教のとき寒さ暑さを問わず常にシカ革の衣を着ていたので「皮聖」と呼ばれ、このお寺も「革堂」とも呼ばれて親しまれています。




寺町通りに面した山門には、今で言うならステッカーがいっぱい。




本堂の手前には、大きな線香たて。
「革堂」の大きな文字と上の獅子が印象的です。




本堂の天井には、いっぱいの札。
真ん中には、御詠歌 第十九番革堂 「花を見て 今は望みの革堂の 庭の千草も さかりなるらん」が見えます。




鹿を殺生して仏門に入ったという行円上人。
今の殺生だらけのこの世の中を、どう思うでしょうか?





  

Posted by Norichan at 20:30Comments(2)京の旅