京つう

アート/芸術  |洛中

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2009年10月30日

嵐山の借景庭園 (弘源寺)

天龍寺の塔頭のひとつの弘源寺。
室町時代に創建されたお寺で、創建時は、小倉山の麓のニ尊院、南は亀山に至る広い敷地だったそうです。

ここの毘沙門堂の正面扁額は弘法大師の直筆だそうです。




本堂は寛永年代の造営。




本堂前の枯山水庭園「虎嘯(こしょう)の庭」
「虎嘯」は大地より涌出る朗々たる響きを表す、すなわち禅の悟りの境涯を表しているそうです。
嵐山を借景にしたスケールのある庭園です。




本堂に残る刀傷は、幕末の「禁門の変(蛤御門の変)」の時、天龍寺に陣を構えた長州藩の軍勢が、試し切りをしたものだそうです。




弘源寺は、秋の特別拝観中で、12月6日までです。  

Posted by Norichan at 17:00Comments(0)京の旅