2010年07月11日
匠の手 (四条烏丸・長刀鉾)
山鉾を組み立てる職人を「建て方」といいます。
この「建て方」の手の年輪が、祇園祭を支えています。
釘やねじを一切使わない「縄がらみ」で組み立てていく技法には、こんな道具も使われます。
その手先の素早さは、まさしく職人技。
これからもこの技を伝え続けて欲しいものです。
この「建て方」の手の年輪が、祇園祭を支えています。
釘やねじを一切使わない「縄がらみ」で組み立てていく技法には、こんな道具も使われます。
その手先の素早さは、まさしく職人技。
これからもこの技を伝え続けて欲しいものです。
2010年07月11日
縄の芸術 (四条烏丸・祇園祭)
鉾建てが始まった鉾町には、荒縄の束がいっぱいです。
祇園祭の鉾は、釘やねじを一切使わず、「縄がらみ」という伝統的な技法を用いて固定していきます。
筋交いや柱の接合部などは、回数をかぞえながら丹念に縄をかけていきます。
このような固定は、釘やねじで留めるのと比べれば、ゆるゆるです。
でもこのゆるさが「遊び」となります。
この遊びがあるから、ハンドルのない鉾が、辻(つじ)回しの時などに鉾のひずみを吸収して、回転できるのです。
その匠の技が、自然と縄の芸術に仕上げていくのです。
美しさには、力があります。
何の変哲もない荒縄。
この荒縄は、巡行の時には素晴らしい前掛けなどで隠され見ることはできませんが、これが、あの巡行の縁の下で頑張っています。
祇園祭の鉾は、釘やねじを一切使わず、「縄がらみ」という伝統的な技法を用いて固定していきます。
筋交いや柱の接合部などは、回数をかぞえながら丹念に縄をかけていきます。
このような固定は、釘やねじで留めるのと比べれば、ゆるゆるです。
でもこのゆるさが「遊び」となります。
この遊びがあるから、ハンドルのない鉾が、辻(つじ)回しの時などに鉾のひずみを吸収して、回転できるのです。
その匠の技が、自然と縄の芸術に仕上げていくのです。
美しさには、力があります。
何の変哲もない荒縄。
この荒縄は、巡行の時には素晴らしい前掛けなどで隠され見ることはできませんが、これが、あの巡行の縁の下で頑張っています。