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2006年08月16日

五山送り火と伝統

DAI04.JPG

今夜、この世に戻ってきた先祖様が、またあの世に戻って行かれました。
この世の目印がとなるものが、五山の送り火です。
地元の人は、決して「大文字焼き」とは言いません。
「五山送り火」です。
右大文字、妙法、舟形、左大文字、鳥居の五山の送り火です。
私の友人は左大文字の保存会の長老になっているので、今年も彼の家に行って、送り火を鑑賞してきました。
金閣寺の近くにある法音寺では護摩木が焚かれ、夜7時過ぎに、大松明を真ん中にして、松明行列のスタート。
山の中は、真っ暗なので、この松明の明かりだけで登って行きます。
山の上の火床には、1カ月前から護摩木が運び上げられてきれいに積まれています。

夜8時に東山如意が嶽の右大文字に火がつきます。そして、5〜10分毎にそれぞれに点火されていきます。
最近は、高いマンションの建設などで、今まで見えていたところから見えなくなっています。
京都市の景観条例があるものの残念な限り。

伝統を残すということは、とっても大変なことです。
一朝一夕に継承できるものではありません。
前年の冬から丸太を切り出し、初夏の暑い時期に下草を刈り、火床を組み・・・と、その地元の人達の毎日の生活の中に根付いてこそ、持続可能な伝統として継承されて行くのだと思います。

きょうの京都も蒸し暑い夜でした。
おぼんに酒を注ぎ、大文字の送り火を映してその酒を飲むと無病息災と言われています。
こういった風習も、継承されて行くといいですね。


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