昔と同じゆったりとした時間(今宮神社:あぶり餅)

Norichan

2008年09月30日 20:30

京都の北のほうに、今宮神社があります。
この今宮神社の東門の参道を出ると、二軒のあぶり餅屋さんが、向かい合ってお店を開いています。
この空間に足を踏み込むと、時間が過去に後戻りします。




「おかえりやす!」
お店の人の声が響きます。


(「かざりや」さんの店先)


(「一文字」さんの店先)


「かざりや」と「一文字」の二軒がありますが、私は、「一文字」さんに入りました。
軒下の床机(しょうぎ)に腰をかけると、軒を貫く立派な松の木があります。




あぶり餅は、店の軒下で、一生懸命手作りでした。




それを、備長炭であぶられます。




炭であぶられた餅は、きな粉とちょっと甘さのある白味噌たれで、しつこくもなくあっさりしていました。




「一文字」さんの調度品は昔を思い起こさせてくれます。




子供があぶり餅を買いにくる姿は、今も昔も同じ。




時間は、昔と同じ時を刻んで、ゆったりと流れていました。




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