時間はひとつの流れ (綾戸国中神社)

Norichan

2013年07月16日 06:20

京都市内の南区久世にある綾戸国中神社(あやとくなかじんじゃ)




普通の神社に見えますが、この神社は「祇園祭」と非常に関係のあるお社です。
実は、祇園祭はこの綾戸国中神社と八坂神社との祭礼なのです。




境内に貼り出されているとおり、祇園祭の山鉾巡行の後に行われる神輿祭では、この神社の氏子から選ばれる御稚児さんには大きな役割があります。
昔から、ここの御稚児さんが到着しないと、御神輿は八坂神社から一歩も動かすことができないのです。




昔は綾戸宮と國中宮の二社であったのが、現在では合祀され、左に綾戸宮が、右に國中宮が鎮座されているという綾戸国中神社。
その国中神社が素盞嗚尊をお祀りしています。




神代の昔から受け継がれてきた行事。




「時間」というものは、長く受け継がれるひとつの流れであることを強く感じました。
7月17日は、いよいよ山鉾巡行。
そして、御神輿の出る神輿祭です。


(2013年7月15日撮影)


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