京つう

アート/芸術  |洛中

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2008年04月13日

通潤橋にて(偉大なる先人に出会う!)

阿蘇山から、通潤橋へ。
http://yabemachi.dip.jp/place/37/
通潤橋は、江戸時代に造られた用水路。
昔から行ってみたかった所だったので、長年の夢が叶って感激しました。
場所は阿蘇から車で1時間半、熊本からでも1時間の山奥。
そんな山の中に、この橋はひっそりとたたずんでいます。
まだ見ごろの桜の中に、この石造りの橋がその風景の中に溶け込んでいました。


菜の花の黄色い花は、地味な石造りの橋をかえって引き立てます。


こんな山奥に用水路として石造りの橋を造ろうという発想は、今の時代の本四連絡橋を架けるぐらいの壮大な発想だったに違いありません。
このような美しい形に設計した美的感覚のすごさには驚かされます。
力学的に計算された構造物は、それだけで美しいのだと改めて感じます。
特に、アーチの部分は、素晴らしい造形美です。


12時に放水口が開けられると橋の部分に溜まっていた水が一斉に放水されます。






この橋は、まわりの山への農業用水を確保するために造られたもので、決して放水のために造られたわけではありません。
この放水は、あくまでも橋の部分の用水路の掃除が目的。




でも、この重厚で動かない石の橋が、しぶきを上げて飛び出す勢いのよい水によって、まるで生命をもらったような躍動ある生きた橋になる瞬間です。


そして、15分間の放水が終わると、またおどかな田園の中に、ひっそりとした石造りの橋に戻ります。
水の音が消えると、どこからか、うぐいすのさえずりが聞こえてきました。




  

Posted by Norichan at 18:00Comments(2)

2008年04月13日

阿蘇山の噴火口へ(地球の心臓に触れる!)

朝から曇り空。
でも、まだ阿蘇の山々は見えます。
阿蘇駅で車を借りて、阿蘇山の周辺をドライブ。


阿蘇山の回りの山々は雄大で広い。
夏場は牧草で青々しているところも、この季節は枯れ草だけなので、より荒涼とした景色です。


火口を見物に。
途中の検問所で、「喘息や心臓疾患はありませんか?」との質問。
生きている火山なので、風向きによってはガスを吸う危険もあるので、確認でした。
近くへ行くと、湯気が上がって、地球が生きているのがよく分かります。
煙の隙間から、火口の中のお湯が見えました。


回りの河口付近の景色は、グランドキャニオンのようです。


ここは、まるで火星のようです。


自然のすごさ!
地球の心臓に触れたような感じでした!

  

Posted by Norichan at 10:00Comments(0)

2008年04月12日

阿蘇内牧温泉「蘇山郷」にて(与謝野晶子に出会う!)

泊まりは、阿蘇内牧温泉の「蘇山郷」。
http://www.sozankyo.jp/
この旅館は、与謝野寛・晶子夫妻ゆかりの宿です。


旧内牧城の大杉一本で造った座敷「杉の間」は、昭和7年、与謝野寛・晶子ご夫婦が泊まられた部屋。


廊下も同じ大杉で作られ、ピカピカに磨き上げられていました。


廊下のガラスは、今では作るのも大変な歪みのある天然ガラス。
与謝野夫妻も、きっとこのガラス戸を通して、その向こうの庭を眺めたのだと思います。


庭には、いろんな花が植えられており、馬酔木(あしび)が可憐な花を咲かせていました。


ロビーには、与謝野鉄幹・晶子夫妻の直筆の色紙も置いてありました。
「うす霧や 大観峰に よりそいて 朝がおのさく 阿蘇の山荘    晶子」


館内の各所に女将の生け花や野の花がさりげなく飾られていました。
これも女将の感性の豊かさでしょう。


掛け流しのお湯に何度も漬かって、たった2本のビールが心地よいひと時にしてくれました。



  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)

2008年04月12日

豊後竹田にて(岡城跡にて廉太郎に出会う!)

別府から豊後竹田へ。
岡城(竹田城)跡は、すばらしい遺跡。
http://www2.city.taketa.oita.jp/okajyo/
桜がまだ残っている大手門跡です。


復元されたお城が各地にいっぱいある中で、かえって復元されないこのような遺跡は、訪れるものにいろんな想像をさせてくれます。
滝廉太郎もここでいろんな思いを巡らし、あの名曲を作ったのだと思うと感慨無量。
急な石垣。
手摺りも何もない石垣の下を覗き込むと、くらっとしそうでした。


荒城には、苔むした石段も「時」を感じさせます。


石の合間に咲くタンポポを廉太郎も見たのでしょうか。


荒城の月の舞台は、あまりのも広大な場所にあり、まるでインカの遺跡のような壮大な時間空間を感じました。




  

Posted by Norichan at 15:00Comments(0)

2008年04月12日

別府にて(竹瓦温泉と喫茶「なかむら」)

朝5時起きで九州へ向かう。
もう5時で外は明るい。
朝早くから行動すると、一日を得した気分。
短い人生。
人一倍時間を大切にしないと。

京都発の一番のぞみで九州へ。
そういえば、新幹線で九州に入るのは初めて。
いつもは、飛行機だから。
でも、いつ関門トンネルをくぐったのかわかりませんでした。

小倉から日豊本線へ。
別府で下車して、「竹瓦温泉」へ。


昭和初期のこの温泉は、タイムスリップしたような感じです。




貸し切りでゆったり手足を延ばして入浴する。


竹瓦温泉の由来は、微かに残る湯船の竹のタイルに認められました。


お風呂から出ても、からだはほかほか!
入浴料はたった100円。
古き良き昭和時代を感じました。


湯上がりに、喫茶「なかむら」へ。
自家焙煎のおいしいコーヒーを入れてくれます。


お客様はご年配のマダム。
毛皮をお召しになった元気なおばさま。
孫が19歳。
別府だけでなく、四条河原町にもマンションをお持ちとか。
来週京都とか。
おいしいお店を紹介する。
携帯番号を教えてとナンパされる。
紐になっても良かったかな?
お店を出る時、さようならの挨拶は、「ナマステ」
「ボンボヤージ」とお返しをする。

別府から豊後竹田へ向かう。  

Posted by Norichan at 12:00Comments(0)

2008年04月10日

名なごりの桜(円通寺と八瀬)

きょうは、病院へ。
でも、お目当ての先生に会えず、来週に。

病院の帰りに、「気」を求めて、久しぶりに円通寺へ。
雨上がりの円通寺には、私ひとり。
この雄大な借景庭園を独り占めしてしまいました!


帰りに久しぶりにお会いした住職とお話。
仕事のこと、病気のこと、いろいろとお話をしました。
いつものように、目を細めて、笑顔でお話いただきました。
帰り際に、門を出た私の肩越しに住職が一言。
「前向きに!」
「前向きですよ!」
いろんな「気」をいっぱいいただけました。



途中で、八瀬の桜も覗いてみました。


叡山電鉄の八瀬比叡山口駅。
まだ、桜がきれいでした。


昨晩から今朝にかけて、すごい風と雨。
あれだけ華麗に咲き誇っていた桜も、花吹雪も降らずに、雨に叩きつけられたのだろうな・・・


でも、もう桜のピンクよりも木々の緑のほうが鮮やかになってきました。
確実に、季節は新緑に向かっています。

  

Posted by Norichan at 17:00Comments(0)京の旅

2008年04月08日

桜散り行く祇園にて(桜と舞妓さん)

きょうは、東京からのお友達とお食事。
京町屋を使ったお店で、春コースを戴く。
床の間のつばき。
坪庭の灯籠。
風情がありました。
そして、桜散り行く祇園へ。
数日前の雨と風で、桜は散りだしていました。
でも、白川沿いは、まだまだ楽しめました。
その時、ちょうど白川に舞妓さんが・・・


外国からの観光客も含めて、写真撮影会に・・・
桜と舞妓さん、似合います。


撮影会を終え?、いつものバーへ。
ジャズの流れる中、ジャズ談義に花が咲きました。
都をどりを終えたおかあさんのお顔を拝見して、お店を後に。
今年の桜は、私のこころの中では、満開でした。




  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)京の旅

2008年04月06日

近くの山まで桜探し

きょうは午後から、近くの山まで桜探しに!






桜がいっぱいです。

ピンクの枝垂桜も華やかでした。


雨が降ると、これらの花びらも散っていきそうです。
  

Posted by Norichan at 19:00Comments(0)

2008年04月06日

今夜は最高♪(菊池康正ライブ at JAZZ-ON TOP)

久しぶりに菊地康正(きくちこうせい)さんのライブを聴きに行きました。
http://kose-sax-flute.jp/kikuchi.htm
友達とヒルトンホテルで待ち合わせ。
近くに洒落た炉端焼きで、軽く腹ごなし。
そして、梅田の「JAZZ-ON TOP」へ。
http://www.jazzontop.com/


開場すぐで、一番乗り。
思った通りリハーサル中で、2曲を貸し切り状態で先に聴かせてもらう。(ハッピー♪)
リハーサルを終えてから、久しぶりにお会いした康正さんとお話。
リハーサルで吹いておられた「The Water is wide」は大好きな曲。
本番が楽しみでした。

今回のステージでは、テナー、フルート、そして今回私は初めてアルトの演奏を聴く。


いつものロマンチストな康正さん。
そして、最後に演奏された「The Water is wide」
もともとはイギリス・アイルランドのフォークソングのようです。
関西では、競艇のCMにも流れていたこの曲。
http://www.youtube.com/watch?v=D2IqeWir3xI

「向こう岸は遥か遠く
翼の無い僕にはとてもたどり着けない
僕らを運ぶボートがあればいいのに
そうすれば僕らは二人で漕ぐだろう
僕と、そして僕の愛するあの人と

あぁ、愛は優しく、温かい
愛の始まりは甘い花の香り
でもその輝きはいつか失わせてしまう
まるで朝露のように

海を進む船は
積み荷のせいで水中に深く沈んでいる
それだってこの愛の深さには到底及ばない
あまりの深さに僕は泳ぐことも沈むこともできない」


涙がこぼれてくるいい詩です。
原詩:http://www.bryndle.com/karla/lyric-water-wide.html

この曲の詩の内容を熱く語る康正さんは、やはりロマンチストだ。
アットホームで素敵な愛のあるライブでした。
康正さん、ありがとうございました。
また、東京でのライブで楽しいお話をお聞かせ下さい。
  

Posted by Norichan at 12:00Comments(0)音楽

2008年04月05日

桜のトンネル

京都嵐電の桜トンネルに行って来ました。
http://www.keifuku.co.jp/randen/sakura_tunnel.html

嵐山、広隆寺、竜安寺、東映映画村などの名所旧跡を沿線に持つ京福電車の通称「嵐電」。
その北野線の宇多野駅ー鳴滝駅の間にあるのが「桜のトンネル」です。




単線の狭い間を、嵐電が桜を触りながら、走り抜けていきます。


はるか向こう側には、嵐山の山並みが見えます。
  

Posted by Norichan at 21:00Comments(2)鉄道

2008年04月05日

山科疎水の桜

きょうは、山科疎水の桜のシャワーを浴びてきました。
ここは、琵琶湖の水を京都市内まで引き込むために作られた琵琶湖疎水です。
その疎水の山科地区には、桜が疎水の流れの両側に延々と植えられています。
JR山科駅から、疎水の流れる山へ上がって行くと、山あいの桜が目に飛び込んできます。




疎水に着くと、そこは、ただただ桜、サクラ、さくら。


疎水の水の流れとその両側に咲く桜の花は、まさしくこの短い期間だけしか味わえない時間です。




付近に植えられている菜の花が、より春を感じさせてくれます。


きょうは快晴。
お弁当をもった家族連れやバーベキューをする若者グループなどで賑わっていました。

もうすぐ、散り出した桜の花びらが、疎水一面に落ち、花筏になるんでしょうね。
これも風情があって大好きです。
  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)京の旅

2008年04月01日

祇園の桜

きょうは、祇園の夜桜を楽しみに行ってきました。
木屋町の桜も満開!


そして、祇園の白川の桜もすばらしく満開!


ライトアップされた桜は、ライトに照らされて、透明感のある輝きを放っていました。




脇を流れる白川に映った桜と柳が古都の風流さを感じさせてくれました。


辰巳神社も、この頃は、いっぱいの夜桜見物のの中で誇らしげ、でも、人の多さにうっとおしいのかも。




路地を通って、久しぶりに行きつけのバーへ。
通りの雑踏が嘘のような静けさの中で、サックスのブルースだけがゆったりと流れていました。
誕生日のお祝いにと、Moetのシャンパンをご馳走に!


都をどりも始まって、明日はママも舞台に出るとのこと。
久しぶりにカクテルとボウモアのロックをいただいて、ゆったりとしたちょっと花冷えのする祇園を満喫しました。
  

Posted by Norichan at 22:50Comments(0)京の旅