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アート/芸術  |洛中

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2009年06月17日

木の温もりと素敵な窓 (滋賀・近江八幡内炭邸)

近江八幡の池田町から少し外れたところにある内炭邸。
木の温もりと素敵な窓が特徴の建物です。

この窓は玄関横の窓。
洒落てます。
外壁の木目が素敵です。




全体は、和風の木造二階建。




でも、窓の造りは大きくとって、太陽の光を入れ込んでいます。




窓は命を吹き込むものというイメージなのでしょうか。
とても開放的なヴォーリズらしい造りです。



  

Posted by Norichan at 17:00Comments(0)ヴォーリズの世界

2009年06月16日

二軒がひとつのふたつの煙突 (滋賀・近江八幡ダブルハウス)

ダブルハウスと称されるコロニアル・スタイルの二世帯住宅。
二軒がひとつの建物。

でも、煙突はふたつ。
一軒目の煙突には、花が似合っていました。




ちょうど、建物の真ん中辺りの雨といの管付近で二軒が分かれています。




二軒目の煙突は、改修されて、輝きを取り戻していました。




煉瓦造りの大き目の煙突は、暖かさの象徴です。




煉瓦の壁は、時間の年輪を感じさせてくれました。

  

Posted by Norichan at 18:10Comments(2)ヴォーリズの世界

2009年06月16日

大きい暖かな煙突 (滋賀県・ウォーターハウス記念館)

煙突は暖かさの印です。




ここは、吉田邸の右側に建つ建物は、現在財団法人近江兄弟社ウォータ-ハウス記念館。
旧ウォーターハウス邸。




木造三階建ての家の1階は、大きな窓が特徴的です。
そして、1階から3階の上まで伸びる太くて大きな煙突。




煉瓦の壁にも時代の重さを感じました。



  

Posted by Norichan at 18:00Comments(2)ヴォーリズの世界

2009年06月15日

緑の中の静かな家 (滋賀・近江八幡吉田邸)

石橋邸の右側にあるのが、木造三階建ての吉田邸。




玄関入り口のドアのノブは、ちょっとしたセンスを感じます。




大きな家に小さな煙突が印象的です。




後に見えるのは八幡山。
豊臣秀次が築いた八幡城の城跡で、本丸跡に建つ村雲瑞龍寺が見えます。



  

Posted by Norichan at 18:20Comments(2)ヴォーリズの世界

2009年06月15日

煉瓦の壁が続く池田町 (滋賀・近江八幡石橋邸)

近江八幡市の池田町には、ヴォーリズが作った住宅がいっぱい残されています。
この街は、煉瓦の壁が似合います。




その南端に位置するのが石橋邸。
婦人教育のために発足された近江家政塾として立てられた建物だそうです。




玄関横の格子の丸窓は、家の中から見ると、素晴らしい明かり取りだと思います。




2階の屋根裏はどうなっているのでしょうか?
興味津々です。

  

Posted by Norichan at 18:00Comments(0)ヴォーリズの世界

2009年06月14日

兎と亀がかけっこする学舎 (滋賀・豊郷小学校)

滋賀県東近江市にある豊郷小学校。
老朽化を理由に数年前に解体される運命にあったこの建物が、市民活動の末、保存されることになりました。
今は、外壁もきれいになり、当時の輝きを取り戻しました。

この学校には、ヴォーリズの教育に対する考えが閉じ込められています。
それは、「兎と亀」
イソップ童話のこの話が、この小学校には息づいています。
階段の手すりにある兎と亀。
ゆっくり登る亀。
途中で休憩する兎。
そして、一番上には亀が得意げに笑っている。
こんな階段がある素晴らしい学校です。




全長100mを越える長い廊下。
右側の階段に兎と亀がいます。




現在、併設されている図書館の入り口にも、兎と亀が追いかけっこをしています。




堂々とした外観。




広々とした校舎では、小学生の元気な声が毎日聞こえていたのでしょう。




そして、兎と亀は、今でも階段をかけっこしています。


  

Posted by Norichan at 13:00Comments(2)ヴォーリズの世界

2009年06月13日

時間がゆったり流れる世界遺産 (宇治上神社)

宇治上神社は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
こんなにゆったり過ごせる世界遺産は数少ないです。

拝殿は、いにしえの雅を感じます。




この拝殿は、鎌倉時代前期の桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物。
寝殿造の趣きを伝えています。




この本殿は、平安時代後期の木材が使われており、神社建築としては日本最古の本殿です。
中は三殿からなっていて、右から、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、、応神天皇、仁徳天皇が祀られています。




これは、桐原水(きりはらみず)という宇治七名水の一つの湧き水。
宇治茶は室町時代に栄え、その宇治茶を入れるのに欠かせない水として定められたのが「宇治七名水」
現在は、ここの水だけが枯れずに残っているそうです。




樹齢300年のけやきが、大きな枝を広げていました。
でも、この神社の歴史からすると、この樹もまだまだひよこ同然です。

  

Posted by Norichan at 17:20Comments(2)京の旅

2009年06月12日

雨粒は真珠の輝き (三室戸寺)

三室戸寺のハスは、7月が見ごろ。
本堂前のハス園には、250鉢の色とりどりのハスが咲きます。
7月10日には、ハスの葉っぱにお酒を入れて、その茎から飲む「ハス酒」が楽しめます。

まだハスの花は咲いてなく、昨夜の雨粒が、ハスの葉に真珠の輝きを与えていました。




表面張力で、雨水がきれいに玉になっています。




大きなハスの葉にいっぱい雨粒の真珠が・・・




アジサイが終われば、7月のハスの花が楽しみです。

  

Posted by Norichan at 18:20Comments(4)京の旅

2009年06月12日

緑の中の三重塔 (三室戸寺)

宇治にある三室戸寺は、西国観音霊場十番の札所。
老若男女で賑わっています。
鐘楼越しに見る三重塔。




朱色の三重塔。




新緑がまぶしく感じられます。




新緑の中に、朱色の塔がそびえていました。



  

Posted by Norichan at 18:00Comments(2)京の旅

2009年06月11日

鮮やかな色のアジサイ達 (三室戸寺)

こんなに鮮やかなアジサイもあるんですね。
美しいです。




純白のアジサイ。




ピンクもとても可愛いです。




白とピンクのグラデュエーション。




深い青は、海よりも深し。

  

Posted by Norichan at 18:20Comments(4)京の旅

2009年06月11日

山門の周りは色とりどり (三室戸寺)

宇治にある西国十番札所の三室戸寺。
今の時期は、アジサイでいっぱいです。




朱色の山門のをくぐれば、一面のアジサイ。




色とりどりのアジサイが迎えてくれます。
ピンクに白のアジサイ。




真っ白のアジサイも非常に奇麗です。




やはり青いアジサイは、梅雨時に一服の安らぎを与えてくれます。

  

Posted by Norichan at 18:00Comments(2)京の旅

2009年06月10日

煙突たちの笑顔 (滋賀・旧近江八幡YMCA会館)

近江八幡にある旧近江八幡YMCA会館。
彼の建築物は、煙突が印象的です。




木造2階建ての建築物ですが、煙突がアクセントになっています。
煙突があるということは、そこに暖炉があるということ。
暖炉を囲んで、信者の皆さんが語り合ったのでしょう。




天に向かう煙突たち。





三本の煙突は、みんなの語らいを楽しげに見守っていたかのようです。

  

Posted by Norichan at 19:00Comments(0)ヴォーリズの世界

2009年06月10日

淡海(おうみ)の教会 (滋賀・日本基督教団 近江八幡教会)

日本基督教団 近江八幡教会は、琵琶湖に近い滋賀県近江八幡市にある教会。
1924(大正13)年築の教会は焼失し、この教会は彼の意思を継いだ一粒社ヴォーリズ建築事務所によって、1983(昭和58)年に建てられたもの。
ですから、この建物はヴォーリズ自身は見ていません。

ステンドグラスは青を基調として、この葡萄も輝いていました。




天にそびえる十字架と鐘。




入り口の柱も、どこか異国を感じさせます。




教会の中には、淡海(おうみ)の輝きが・・・
このステンドグラスは、琵琶湖の波を表現しているように、私には思えました。




そんな素敵な教会が、昔ながらの日本の民家の中に溶け込んでいました。

  

Posted by Norichan at 18:00Comments(2)ヴォーリズの世界

2009年06月09日

新しい教育の風薫る (滋賀・近江兄弟社学園)

近江兄弟社学園にある教育会館とハイド記念館。
ヴォーリズ夫妻が設立した近江兄弟社学園。

その教育会館は、芝生の緑が、とても明るい学園を感じさせます。
今にも、学生の元気な声が聞こえてきそうです。




長い煙突が印象的!




写真の左は教育会館で、右側がハイド記念館になります。
手前の胸像は、ヴォーリズの夫人、一柳満喜子(ひとつやなぎ まきこ)夫人です。




彼女が園長となった清友園という幼稚園が、今はハイド記念館に。
ハイドとはメンソレータムの創業者で、この園舎建設費用は、A・A・ハイド氏・夫人の寄付で作られたところからそう名付けられました。




入り口の門も、レンガを駆使して工夫を凝らしたデザインです。




教育にも熱心だったヴォーリズの思いがうかがえます。







  

Posted by Norichan at 18:00Comments(2)ヴォーリズの世界

2009年06月08日

質素な中にも暖かさを感じる洋館 (旧ヴォーリズ住宅)

ヴォーリズが後半生を暮らした自宅。
ヴォーリズ・ハウスです。
質素な板張りの造りですが、両開きの窓や暖炉の煙突などに洋風を感じさせてくれます。




煙突は、暖炉のあることを示しています。
そして、ヴォーリズは、家の中でも暖炉をとても重要に思っていました。
暖炉の部屋での家族の団欒こそ、その家庭の暖かさがつながるのだと・・・
煙突はそういう意味で、彼の建築のポイントになります。




玄関までの通路も簡素な中にも暖かさを感じます。
もうアジサイが咲いていました。




ヴォーリズ・ハウス。
暖かさを感じさせてくれる洋館です。

  

Posted by Norichan at 18:00Comments(0)ヴォーリズの世界

2009年06月07日

木のぬくもりのある郵便局 (滋賀・旧八幡郵便局)

彼が英語教師として赴任した滋賀県近江八幡に立てた旧八幡郵便局。
大正10年に立てられたこの郵便局は、当時としてはハイカラな建物だったことでしょう。




入り口を入った左側にある子供用の椅子。
なぜかヴォーリズの人間的な暖かさを感じます。




オフィスへ入るドアのドアノブは、何と紫水晶。
魔よけでもあり、透明水晶は幸福を呼び込むと言われています。




オフィスは電報などの受付業務をしていた場所。
引き出しには切手やお金が入っていたのでしょうか。
ここからカウンターが見えます。




二階には、三面開放の鑑賞デッキ。
冬は陽だまりになり、さぞ暖かいスペースだったことでしょう。
ヴォーリズ夫妻の写真が飾ってありました。




当時の写真が飾ってありましたが、現在と何も変わっていません。
変わったのは、時間の流れだけです。





ウインドウアーチは素敵にデザインされ、アクセントになっています。
細かい気配りです。




庭には、当時はガーデニングされて、いろんな花が咲き乱れていたことでしょう。
そんな彼の感性を感じました。



  

Posted by Norichan at 12:00Comments(4)ヴォーリズの世界

2009年06月07日

ヴォーリズの原点 (滋賀県立八幡商業高校)

ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、アメリカに生まれ、 英語教師として来日、その後、建築家として日本で数多くの西洋建築を手懸けました。
彼の建築物は、住む人、使う人のためのもので、そこには温かさが込められています。
これから、彼の残した建物を訪ねたいと思います。

彼は、1905年に来日し、彼が英語教師として赴任したのが滋賀県立商業学校(現滋賀県立八幡商業高校)。
この校舎は、1940年に彼が設計して竣工。




滋賀県立八幡商業高校は、「近江商人の士官学校」と評され、「三方よし」の近江商人の精神が受け継がれています。
下着メーカーのワコールの創業者塚本幸一氏もここの卒業生。




この校舎は、そういった人々を育んだ学びの園だったのです。




英語教師として着任して2年後の1907年には、学生への伝道に反発する人たちとの摩擦を避けたいとの校長からの要請により、英語教師の職を失っています。
でも、その後、彼は建築設計を手がけ、ゆるぎない地位を固めますが、そのような痛い仕打ちを受けた学校の校舎の設計を30年に引き受けたのも、彼のキリスト教精神と思いやりのこころがそうさせたのでしょう。

  

Posted by Norichan at 11:00Comments(0)ヴォーリズの世界

2009年06月06日

若者たちが駆け抜けた空間 (壬生・八木邸)



壬生にある八木邸(やぎてい)は新選組の屯所として使われた、郷士八木家の邸宅。
将軍警護の名目で京に集まった浪士隊。
この八木家を宿所としていた芹沢鴨、近藤勇ら13名。
主張の相違から、この奥座敷にて芹沢鴨は粛清(暗殺)。
近藤勇が隊を掌握し、彼を頂点とする組織を整備して、新撰組となっていきます。

この八木邸は、芹沢鴨らが粛清された血なまぐさい場所でもあり、かつ、近藤勇らがそれ以降の活躍のスタートとなった場所でもあります。

玄関を入った座敷の向こうには、こじんまりとした庭があります。




ゆったりと縁側に座って、しばらく庭を眺めていました。
穏やかな風の中、先人と同じ風景を眺めていると、時間の不思議を感じます。




タイムスリップした時間の空間の中で、井戸から水を汲む音が聞こえそうな錯覚を覚えました。
そして、当時の若者の生きた証しを感じました。




入り口の大きな樹は、新撰組の面々を見届けたのでしょうか。




「誠」とは・・・?
自分の信念を貫いた若者の強い思いを感じました。

  

Posted by Norichan at 09:30Comments(2)京の旅

2009年06月05日

緑のじゅうたんはお茶畑 (宇治田原町)

宇治田原町や和束町を通ると、辺り一面が茶畑です。
でも、本当に宇治付近で栽培される「宇治茶」の割合は、全国の茶の生産量に占めるわずか数パーセントだそうです。
波を打ったようにきれいに刈られて茶畑は、まるで緑の「空飛ぶじゅうたん」のようです。




狭い山肌にも茶畑が作られ、作業する人は目がくらむような高いところで手入れされていました。




手間をかけて育てられるお茶の葉。




おいしいお茶が飲みたくなりました。

  

Posted by Norichan at 11:00Comments(2)京の旅

2009年06月05日

少し早かったアジサイ寺 (岩船寺)

京都府木津川市にある岩船寺(がんせんじ)。
開基(創立者)は行基と伝えられ、アジサイの名所でもあり、「アジサイ寺」とも呼ばれています。




まだ全山のアジサイには早すぎました。
まだ梅雨に入っていませんからね。




鬱陶しい梅雨は嫌ですが、アジサイがきれいに咲くのはいいですね。




黄色のハナショウブが、アジサイ開花前の華やかさを盛り上げていました。




  

Posted by Norichan at 10:30Comments(2)京の旅