京つう

アート/芸術  |洛中

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2011年08月30日

もうすぐ雨が・・・ (奈良県・十津川村)

山にかかる雲。
まもなく雨が来そうです。



紀伊半島のど真ん中の十津川村の山々です。

  

Posted by Norichan at 07:00Comments(0)

2011年08月29日

涼を楽しむ (奈良・谷瀬の吊り橋)

奈良県十津川村にある谷瀬の吊り橋。
涼を求めて、スリルある吊り橋を渡っています。




危険なため20人以上は渡らないようにと言いながら、それ以上の人が渡っていました。




彼に引っ張ってもらって渡るカップル。




真ん中は、さぞかし揺れるのでしょうね。




ワンちゃんも渡します。




アイスクリームを食べながら渡るおばさんパワー。




片道297mの空中散歩。
そんな吊り橋の下では、思い思いの夏休みを楽しんでいました。



  

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2011年08月28日

近代日本を夢見て (島津製作所創業記念資料館)

木屋町通りに威厳のある古い建物があります。
ここは、島津製作所の創業の地。
今は、島津製作所創業記念資料館として一般公開されています。




島津製作所は、近代科学技術の先駆者として、いろんな機器を製作されました。
これは、後に画像があるように、X線装置です。




二代目の島津源蔵氏は、「日本のような石油のない国では、電気自動車でなければならない」といって、大正2年に二台の電気自動車を購入して、それに自社製の鉛蓄電池を搭載して走らせたそうです。
このバッテリーは、現在のバッテリーの最大手のGSユアサとして、現在のバッテリー業界を牽引しています。
GSとは、「源蔵 島津」のイニシャルなのです。




これは、分析化学に素晴らしい発展をもたらした、日本初のガスクロマトグラフ。




この直示天秤は、今でも私の会社で使用しています。
貴重品なんですね。




この建物のガラスには、このようなステンドグラスが嵌め込まれています。
創業者は、素晴らしい近代日本の姿を夢に描かれていたのだと思います。




正面玄関には、島津のマークが輝いていました。



  

Posted by Norichan at 10:30Comments(0)京の旅

2011年08月27日

可愛い子猫がお出迎え (錦林車庫前・ビストロミネット)

可愛い子猫がお出迎え。




金閣寺に近い錦林車庫前にあるフランス料理店「ビストロミネット」
ミネットとは、子猫ちゃん。




入口のワインレッドのクラシックカーが一目を引きます。
きょうは小雨だったので、ビニールシートがかけられていました。




橋置きも可愛い子猫。




きょうのスープは、かぼちゃの冷スープ。
ドライアイスで冷やされたお野菜の装飾が、涼しさを演出していました。




10年ぶりの入った店内は、昔と変わらず、接客してくださったおば様もまだまだお元気で、楽しい時間が過ごせました。

  

Posted by Norichan at 07:00Comments(0)京の旅

2011年08月23日

ダルマさんがいっぱい (達磨堂)

ダルマさんがお堂の前に座っているのは、木戸孝允旧邸の横にある達磨堂。
何となく、目元がかっこ良過ぎます。




こちらは、それなりの目をしています。




この達磨堂は、木戸孝允の子息の忠太郎氏のだるまコレクションの陳列堂として建てられたものだそうです。
窓もダルマの形です。




この中には、50年かけて集められたダルマさんが数万点。




手足のあるダルマさんもあります。
ダルマさんは、もともとは達磨大師が壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説から作られた縁起物。
ここから、手足のない形状で置物が作られるようになったそうです。
ですから、手足があってもおかしくないのです。
まだ悟りを開いていないので、好き放題の様相です。




木戸孝允は、45歳の若さで胃がんで亡くなりますが、この木戸忠太郎は、80歳過ぎまで生きたそうです。
ダルマさんのご利益だったのでしょうか。  

Posted by Norichan at 20:00Comments(2)京の旅

2011年08月22日

桂小五郎が見た東山 (木戸孝允旧邸)

勤皇の志士・桂小五郎。
彼は、その後木戸孝允と名前を変えて、明治時代を動かします。
その彼が、眺めた東山の風景がこれです。




この旧邸は、元は近衛家下屋敷だったところ。




その面影は、この大きな丸窓です。
京都御苑内に残る九条家の遺構「捨翠亭」に通じる公家屋敷の佇まいです。




旧邸に飾ってあった木戸孝允の写真。




この写真を基にして作られた銅像が、都ホテルの河原町通り沿いに建っています。
やはり、「桂小五郎」のほうが有名なようです。

  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)京の旅

2011年08月19日

遥かな夢 (毘沙門堂)

山科にある毘沙門堂。
ここの庫裏にある衝立に「夢」の文字が見えます。
私は、遠めに見るこの景色が大好きです。




急な夕立が屋根を叩きます。




そして、また夏の日差しが、弁財天を照らします。




雨、そして、晴れ。
それを繰り返しながら、人は「夢」に近づいていくんだと思います。

  

Posted by Norichan at 07:00Comments(0)京の旅

2011年08月18日

送り火 (嵐山・鳥居形)

嵐山の嵯峨曼荼羅山の「鳥居」




五山の中で唯一西山に位置します。




渡月橋の上には、多くの人が、点灯された鳥居に、祈りを捧げていました。




灯篭流しと送り火。
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
そして、早い復興と、この1年が、穏やかでありますように・・・

  

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2011年08月17日

灯籠流し (嵐山)

嵐山では、8月16日の五山送り火の時に、灯籠流しが行われました。




御詠歌が上げられる中、灯籠に灯が灯ります。




亡くなられた多くの皆さんの霊を慰めるように、お経が唱えられました。




灯籠のひとつひとつに、亡き人々の思いが込められています。




夜8時20分には、鳥居形に火が灯りだしました。

  

Posted by Norichan at 14:00Comments(0)京の旅

2011年08月16日

川のない橋 (等持院山門前)

等持院の山門前。
この石橋を渡ると長い参道が続きます。




しかし、この石橋の下には、川が流れていません。
最近、このような風景を目にすることが多くなってきました。




石橋の欄干に刻まれた年号は、明治40年10月終焉と刻まれていました。
明治から昭和にかけては、きれいな水が流れていたんでしょうね。
時間も流れていきます・・・水のように。

  

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2011年08月15日

素晴らしいパワーストーン (力石大明神)

この石を祈願して持ち上げると、あらゆる力を授けられるそうです。
持ち上げることで安産に良いようですし、「上がる」ということで学力があがって、試験に受かる不思議な力。




これは、等持院の近くにある六請神社の摂社の力石大明神にあります。




六請神社自体は、足利氏の等持院創立以来はその鎮守社として境内に祭られていたそうです。




境内の不思議な木。
根っこはもうほとんど朽ち果てているのに、ちゃんと枝を伸ばしています。




そんなパワースポットでお参りしたおかげで、素晴らしいパワーをもらいました。

というのは、お参りの帰り道に、この近くのスーパーで買い物をした後、この写真を撮影したカメラ一式を忘れてしまったのです。
しかし、翌日問い合わせてみると、ちゃんと届けていただいていました。
そのおかげで、この写真もアップできました。
この素晴らしいパワー、そして、親切な方に感謝!感謝です!
  

Posted by Norichan at 07:00Comments(0)京の旅

2011年08月14日

赤紫蘇が香る (大原)

赤紫蘇の葉が、強い日差しの中で、燦燦と輝きます。




きょうの大原の里も真夏日。




青空と白い雲。
真夏の大原の風景です。

  

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2011年08月12日

京の七夕 (堀川)

堀川に飾られた七夕飾り。




いろんな祈りが届きますように・・・

  

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2011年08月11日

京の天の川 (堀川)

京都の堀川に、美しい天の川が輝きました。




一年に一度の願いを込めて、今年も堀川で行われている京の七夕。



今年は、織姫様と彦星様も空の上から、いろんな思いを廻らせていることでしょう。
ひとつひとつの「いのり星」にいろんな祈りを託して・・・



  

Posted by Norichan at 19:00Comments(2)京の旅

2011年08月10日

のれん (河井寛次郎記念館)

真夏の河井寛次郎記念館。
彼の仕事場には、涼しい風が吹き抜けていました。

  

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2011年08月08日

機械は肉体 (河井寛次郎記念館)

明治に生まれ、大正,昭和と京都を拠点に活動した陶芸家の河井寛次郎。
卒業は、今の東京工業大学の窯業科ですから、理科系出身。
無機化学の全てを知り尽くした芸術家であり、哲学者です。

これは、彼が使っていた「登り窯」です。





「蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ」(講談社文芸文庫)の中に掲載されている「機械は新しい肉体」という随筆の中に・・・

「機械は存在しない 機械は新しい肉体」という表現があります。
「機械を使ってする労働の過程全体を、自分の心に描き、美しいものとして自覚するようにならなくてはいけない。・・・」
工業美学という言葉も、工業化学を専攻した私にとっては、今でも新鮮に響きます。


この「登り窯」は、昔に築かれたものを、彼が譲り受けたものです。
土と石で築かれた「窯」という機械に、彼は命を吹き込み、作品として仕上げていきました。




この窯の前から二番目の窯から、彼の作品である肉体はこの世に創出されました。




その過程すべてが大切な肉体としての存在なのでしょうか。
そうしてみると、この窯は今も生きているのかもしれません。
とても美しい肉体の一部として・・・








  

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2011年08月07日

障子の空間 (河井寛次郎記念館)

清水寺に程近い、東山五条。
大通りからひと筋それて路地に入ると、そこは静かな住宅街。
その中に「河井寛次郎記念館」はあります。

明治に生まれ、大正,昭和と京都を拠点に活動した陶芸家ですが、書を含めた様々な作家です。
そんな彼の仕事場であり、生活の場であったのが、この家です。

この家に入ると、私は、障子、格子窓が作り出す空間に圧倒されました。




中庭の向こうには、登り窯へ通じる通路が見えます。




二階の書斎。
この机に向かって、彼は様々な作品の構想を練ったのです。




感動することを忘れなかった河井寛次郎。
私は、この素晴らしい空間に、感動しました。



  

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2011年08月06日

昼間の町屋から (祇園・山ふく)

行きつけのおばんざいの店。
昼の顔は、京の町屋そのものの風情です。




花見小路の一力の横にある「山ふく」
きょうは、遅いお昼ごはんを頂きました。
お昼の2時までお昼ご飯がいただけるのです。




ぎりぎりに入ったのに、こんなにいっぱいのおかずを出してくださいました。
普通なら、「おかあさん、ビール!」というところですが、今はドクターストップの身。
その代わり、炊き込みご飯のお代わりをいただきました。




「手考足思」
陶芸家であった河井寛次郎の書が飾ってありました。

「手を動かして考え、自分の足で歩きながら思いをめぐらせる」
でも、もっと深い意味が、この中には隠されています・・・
そんな書が飾ってあったことも知らなかっただけに、昼間の訪問は大正解でした。




入口には、決して優雅ではない、素朴な花の鉢植えが置いてありました。

  

Posted by Norichan at 09:30Comments(2)京の旅

2011年08月05日

待ち人 (祇園石段)

八坂神社の石段上の待ち人。
素敵な浴衣に、西桜門の朱色が映ります。


  

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2011年08月03日

タバコの思い出 (京都市内)

市内でこんなお店を見つけました。
タバコが吸えるから喫茶店だったのに・・・
タバコを吸いたくても、吸えない喫茶店が増えてきたのでしょうね。
愛煙家にとっては、肩身の狭い世の中かも知れません。




3年前に肺がんの手術を受けた私は、今はタバコは吸いません。
私の肺がんは、タバコが主原因のタイプのがんではなかったのですが、やはり今は悪者にされるタバコ。

香水には、タバック調といわれる香調があります。
タバコの香りがスパイシーな香調を与えてくれて、ラストノートに良く使われます。
メンズの香りには、まだまだこの香りがアクセントになっているものがあります。

私の父の香りは、タバコ臭さでした。
スーツに染み付いたタバコの香りは、私にとっての父親の香りであり、大人の香りだったのかもしれません。
そんな父親も、21世紀を見ずに肺がんで亡くなりました。

一度も父親の前では吸えなかったタバコを、父親が入院から一時帰宅したときに、
「タバコ吸う?」
といって、ふたりでタバコを吸いました。
それが、父親の前で吸った最初で最後のタバコでした。

越えることのできない親父。
その父親のことを、ふと「タバコ」が思い出させてくれました。


香りは不思議です。
いろんな記憶とつながっていますから。

私の好きな香りは、ゲランのランスタン・ド・ゲラン プールオム です。
  


Posted by Norichan at 07:00Comments(0)京の旅