2008年11月30日
三叉路に鎮座まします大きな子安地蔵さん~北白川~
今出川通りの京都大学農学部から少々東へ行ったところに、とても大きい石仏があります。
この石仏は、「子安観世音」
石造の阿弥陀如来座像で、「安産地蔵」、「子安地蔵」とも呼ばれています。

鎌倉時代のものらしく、昔はお社もなかったので、風雪に当たり、お顔ははっきりしません。
でも、この地域のお地蔵さんとして、そして、昔から白川女が行商の折にはお参りをしていくそうです。

私は、よくこの子安地蔵さんの横の細い道をクルマで通ります。
白川通りへの近道になるからです。
数年前に、このお地蔵さんが交通事故にあいました。
トラックにぶつけられたそうです。
鎌倉時代のものだそうですから、国宝ものです。
庶民が大切に守ってきた文化財。
そう考えると、世界遺産よりすごいかもしれません。
この石仏は、「子安観世音」
石造の阿弥陀如来座像で、「安産地蔵」、「子安地蔵」とも呼ばれています。
鎌倉時代のものらしく、昔はお社もなかったので、風雪に当たり、お顔ははっきりしません。
でも、この地域のお地蔵さんとして、そして、昔から白川女が行商の折にはお参りをしていくそうです。
私は、よくこの子安地蔵さんの横の細い道をクルマで通ります。
白川通りへの近道になるからです。
数年前に、このお地蔵さんが交通事故にあいました。
トラックにぶつけられたそうです。
鎌倉時代のものだそうですから、国宝ものです。
庶民が大切に守ってきた文化財。
そう考えると、世界遺産よりすごいかもしれません。
2008年11月30日
老舗の醤油屋さん~鷹が峯~
光悦寺の近くにあるお醤油屋さん。
その醤油屋さんのお店の奥には、大きな樽がいっぱい並んでしました。

松野醤油さん。

創業は文化二年(1805年)
200年以上の老舗です。

この松野醤油さんでは、昔の醤油と同じように、代々の製法にのっとって、昔からの蔵で造られています。

大量生産では出せない味とこくがあります。

今回は、こいくち醤油とゆずぽんしょうゆを買いました。
その醤油屋さんのお店の奥には、大きな樽がいっぱい並んでしました。
松野醤油さん。
創業は文化二年(1805年)
200年以上の老舗です。
この松野醤油さんでは、昔の醤油と同じように、代々の製法にのっとって、昔からの蔵で造られています。
大量生産では出せない味とこくがあります。
今回は、こいくち醤油とゆずぽんしょうゆを買いました。
2008年11月30日
ゆっくり秋を満喫できる借景庭園~正伝寺~
洛北西加茂にある正伝寺。
ここの庭園は、比叡山を取り込んだ借景庭園です。

方丈の中から庭も見ると、まるで絵画のようです。

障子を少し閉めると、庭がまるで襖絵になります。

そして、もう少し閉めると、掛け軸の絵になります。
これぞ日本人の美的感覚なんだと思います。

玄関に置いてあった葉っぱで作った可愛い草履。

市内の紅葉の名所が人だらけの中、ここではゆっくり一人で秋を満喫できました。

ここの庭園は、比叡山を取り込んだ借景庭園です。
方丈の中から庭も見ると、まるで絵画のようです。
障子を少し閉めると、庭がまるで襖絵になります。
そして、もう少し閉めると、掛け軸の絵になります。
これぞ日本人の美的感覚なんだと思います。
玄関に置いてあった葉っぱで作った可愛い草履。
市内の紅葉の名所が人だらけの中、ここではゆっくり一人で秋を満喫できました。
2008年11月29日
2008年11月29日
超一流の紅葉~栂尾高山寺~
さすがに栂尾高山寺のモミジは、盛りは過ぎても素晴らしい。
まだまだ鮮やかな紅葉が見られました。
国宝の石水院からの眺めは、やはり超一流の美しさです。

黄色と赤のモミジが、石水院の前庭全体に広がっています。


格子の向こうは、赤く輝いていました。

まだまだ鮮やかな紅葉が見られました。
国宝の石水院からの眺めは、やはり超一流の美しさです。
黄色と赤のモミジが、石水院の前庭全体に広がっています。
格子の向こうは、赤く輝いていました。
2008年11月28日
落ち着いたモミジ~阿弥陀寺~
阿弥陀寺は、大原三千院の3kmほど北の山中にあり、中国風の山門が目印。
その中でも、ちょっと落ち着いた色のしっかりとしたモミジを発見。

この数週間、あまりにも鮮やかな紅葉を見過ぎただけに、とても落ち着いた色合いにほっこりしました。

ここの見事な紅葉は盛りを過ぎ、山門の周りには、落ち葉が集められていました。


周りの山は、冬に向かってどんどん時間が動いていました。
その中でも、ちょっと落ち着いた色のしっかりとしたモミジを発見。
この数週間、あまりにも鮮やかな紅葉を見過ぎただけに、とても落ち着いた色合いにほっこりしました。
ここの見事な紅葉は盛りを過ぎ、山門の周りには、落ち葉が集められていました。
周りの山は、冬に向かってどんどん時間が動いていました。
2008年11月27日
2008年11月27日
紅葉の中を登るケーブルカー~京都八瀬~
長年いながら、八瀬からケーブルカーとロープウエイに乗って比叡山に上がるのは初めて。
何となく旅行しているようでワクワク。

紅葉の中を、ケーブルカーが一気に駆け登ります。

線路の上には、落ち葉がいっぱい落ちて、まるで落ち葉の赤いじゅうたんのようでした。

ここのケーブルカーは、直線だけでなく、カーブまでありました。

引っ張り揚げるケーブル達。


眼下には京の町並みが目の前に広がってきました。

何となく旅行しているようでワクワク。
紅葉の中を、ケーブルカーが一気に駆け登ります。
線路の上には、落ち葉がいっぱい落ちて、まるで落ち葉の赤いじゅうたんのようでした。
ここのケーブルカーは、直線だけでなく、カーブまでありました。
引っ張り揚げるケーブル達。
眼下には京の町並みが目の前に広がってきました。
2008年11月27日
2008年11月25日
紅葉の鴨川を行く~鴨川~
紅葉の鴨川の鉄橋を、電車が通り抜けていきました。

鴨川べりの桜の葉っぱは、真っ赤に紅葉しています。

大阪行きの雷鳥と退避中のスーパーはくとがすれ違いました。

鴨川では、落ち葉の中を、鴨が楽しげに泳いでいました。


鴨川べりの桜の葉っぱは、真っ赤に紅葉しています。
大阪行きの雷鳥と退避中のスーパーはくとがすれ違いました。
鴨川では、落ち葉の中を、鴨が楽しげに泳いでいました。
2008年11月24日
山科の築堤を行く~東山隧道~
JR山科駅を出て京都に向かうところに、大きく下って行くカーブする築堤があります。
向こう側の山に沿って、琵琶湖の水を京都まで導いている琵琶湖疎水があります。

そのカーブを下った先にあるのが、東山隧道。
このトンネルは、1921年(大正10年)に完成。
それまでは、逢坂山を越えた列車は、伏見のほうを大回りして、今の奈良線の稲荷駅につながっていました。
山科側には、当時のままの煉瓦造りの入り口がそのまま残っています。
蒸気機関車の煙の跡もはっきりわかります。

トンネルの入り口には、「古今相照」と「山紫水明」の文字が彫り込まれています。
この文字を書いたのは、当時内閣鉄道局の技師であった長谷川謹介。
彼は、全国の鉄道の建築物の工事を手がけた豪傑技師だったそうです。


そんな昔のことをよそに、大阪行の雷鳥が、東山隧道に吸い込まれて行きました。

向こう側の山に沿って、琵琶湖の水を京都まで導いている琵琶湖疎水があります。
そのカーブを下った先にあるのが、東山隧道。
このトンネルは、1921年(大正10年)に完成。
それまでは、逢坂山を越えた列車は、伏見のほうを大回りして、今の奈良線の稲荷駅につながっていました。
山科側には、当時のままの煉瓦造りの入り口がそのまま残っています。
蒸気機関車の煙の跡もはっきりわかります。
トンネルの入り口には、「古今相照」と「山紫水明」の文字が彫り込まれています。
この文字を書いたのは、当時内閣鉄道局の技師であった長谷川謹介。
彼は、全国の鉄道の建築物の工事を手がけた豪傑技師だったそうです。
そんな昔のことをよそに、大阪行の雷鳥が、東山隧道に吸い込まれて行きました。
2008年11月23日
京の台所~錦市場~
京都のもっとも賑わう通りである四条通りの烏丸から河原町。
その通りの一本北側に上がった通りが錦通り。
この錦通りの高倉通りから新京極までが錦市場です。
一本通りが違うだけで、ここは、生活者の匂いがいっぱい。
庶民の毎日の食材が並びます。
祇園祭りの頃にもっとも食される「はも」
新鮮な海の魚が手に入らなかった昔、生命力の強いはも(鱧)だけが京都まで死なずに持ってこれたそうです。

祇園祭の時には、この細い通りを御神輿が威勢良く通ります。
時には、看板を壊しながら・・・

今回は、壬生菜のお漬物と、ちりめんじゃこを買いました。
おじゃこは、いっぱいおまけしてくれました。


京都のおせち料理には欠かせないのが棒鱈。
これがいろんなお店で出てくると、京都の師走が近づいた感じがします。
12月に入ると、おせち料理を作る食材を買い求める人でこの錦市場はごった返します。
それももうすぐです。

その通りの一本北側に上がった通りが錦通り。
この錦通りの高倉通りから新京極までが錦市場です。
一本通りが違うだけで、ここは、生活者の匂いがいっぱい。
庶民の毎日の食材が並びます。
祇園祭りの頃にもっとも食される「はも」
新鮮な海の魚が手に入らなかった昔、生命力の強いはも(鱧)だけが京都まで死なずに持ってこれたそうです。
祇園祭の時には、この細い通りを御神輿が威勢良く通ります。
時には、看板を壊しながら・・・
今回は、壬生菜のお漬物と、ちりめんじゃこを買いました。
おじゃこは、いっぱいおまけしてくれました。
京都のおせち料理には欠かせないのが棒鱈。
これがいろんなお店で出てくると、京都の師走が近づいた感じがします。
12月に入ると、おせち料理を作る食材を買い求める人でこの錦市場はごった返します。
それももうすぐです。
2008年11月23日
イチョウのじゅうたん~東本願寺前~
JR京都駅前からすぐのところにある東本願寺。
この御影堂門の前にある広場にはイチョウの木があり、落葉で、黄色のじゅうたんになっていました。

場所によって、イチョウ以外の落葉と合わさって、じゅうたんの色も変わってきます。

そのじゅうたんの上を、楽しげに散歩です。

イチョウの黄色、松の緑、雲の白。
この季節ならではです。

この御影堂門の前にある広場にはイチョウの木があり、落葉で、黄色のじゅうたんになっていました。
場所によって、イチョウ以外の落葉と合わさって、じゅうたんの色も変わってきます。
そのじゅうたんの上を、楽しげに散歩です。
イチョウの黄色、松の緑、雲の白。
この季節ならではです。
2008年11月23日
大河内山荘で見かけた造形美~大河内山荘~
もみじを見ながら、いろんなものを見ていると、この山荘の美に対するこだわりはさすがです。
見晴し台の「月香」の横に何げなくある格子。
その格子自体の造形美も美しいのですが、格子を通して見た紅葉は、また格別の美しさです。
これは、常照皇寺の門でも感じられた格子の美しさです。
http://superman007.cocolog-nifty.com/norichan/2008/10/1964-66-42db.html


なにげない石畳には、大徳寺の土塀で見かけた瓦を埋め込んだ技法が使われていました。
http://superman007.cocolog-nifty.com/norichan/2008/09/1964-66-d53a.html

蔦もみじの垣根のある庵の入り口の障子には、さりげなくもみじの絵柄が梳き混まれています。

蔦もみじの垣根自体も、あの東山魁夷が描きたくなる美しさがありました。

見晴し台の「月香」の横に何げなくある格子。
その格子自体の造形美も美しいのですが、格子を通して見た紅葉は、また格別の美しさです。
これは、常照皇寺の門でも感じられた格子の美しさです。
http://superman007.cocolog-nifty.com/norichan/2008/10/1964-66-42db.html
なにげない石畳には、大徳寺の土塀で見かけた瓦を埋め込んだ技法が使われていました。
http://superman007.cocolog-nifty.com/norichan/2008/09/1964-66-d53a.html
蔦もみじの垣根のある庵の入り口の障子には、さりげなくもみじの絵柄が梳き混まれています。
蔦もみじの垣根自体も、あの東山魁夷が描きたくなる美しさがありました。
2008年11月22日
散り紅葉~大河内山荘~
大河内山荘の紅葉は、色づくもみじと落ちていくもみじが、同時に見られます。

もうこの石段は、そのまま冬を迎えそうです。

ちょっとした石畳の道にも、もみじが風情を感じさせてくれます。

苔の上への散り紅葉は、ずっとそのままにしておいて欲しくなります。
もうこの石段は、そのまま冬を迎えそうです。
ちょっとした石畳の道にも、もみじが風情を感じさせてくれます。
苔の上への散り紅葉は、ずっとそのままにしておいて欲しくなります。
2008年11月22日
鮮やかな紅葉~大河内山荘~
大河内山荘は、往年の大俳優大河内傳次郎氏が30年かけて作った山荘です。
この山荘の紅葉は特に美しく、いろいろな色に色づくことを吟味して、それぞれの木が植えられたのだと思われます。

太陽の光までも計算しつくされたような感じさえします。

全山紅葉には、まだ早いですが、色づくもみじと落ちていくもみじが、全体の紅葉の時期を長らえているようです。

重なり合うもみじは、絶妙な色のグラデーションを楽しませてくれます。

ススキが、ちょっとしたポイントになってくれました。
この山荘の紅葉は特に美しく、いろいろな色に色づくことを吟味して、それぞれの木が植えられたのだと思われます。
太陽の光までも計算しつくされたような感じさえします。
全山紅葉には、まだ早いですが、色づくもみじと落ちていくもみじが、全体の紅葉の時期を長らえているようです。
重なり合うもみじは、絶妙な色のグラデーションを楽しませてくれます。
ススキが、ちょっとしたポイントになってくれました。
2008年11月21日
京の街を我が物に~大河内山荘~
嵐山にある大河内山荘。
ここは、大正・昭和期の大映画俳優だった大河内傳次郎氏が作った山荘です。
この山荘の素晴らしさは、京の街を自分の庭にしてしまった凄さです。
山荘の一番上には、「月香」という見晴台がありますが、ここからの展望は、まるで額縁の絵の如し。
その絵は、はるか比叡山を見て、京都盆地全体が見渡せる最高の絵画です。

この展望席を「月香」と名づけたのは、比叡山を月山にして、満月が比叡山から昇ってくる様をゆっくりと眺めたんだと思いました。
何という贅沢でしょうか。

比叡山の遠望には、仁和寺の五重塔も眺められました。

蔦紅葉の見れるお茶室からの展望もまた素晴らしいものがあります。

京の街、そして京の空までも我が物、独り占めした山荘です。

ここは、大正・昭和期の大映画俳優だった大河内傳次郎氏が作った山荘です。
この山荘の素晴らしさは、京の街を自分の庭にしてしまった凄さです。
山荘の一番上には、「月香」という見晴台がありますが、ここからの展望は、まるで額縁の絵の如し。
その絵は、はるか比叡山を見て、京都盆地全体が見渡せる最高の絵画です。
この展望席を「月香」と名づけたのは、比叡山を月山にして、満月が比叡山から昇ってくる様をゆっくりと眺めたんだと思いました。
何という贅沢でしょうか。
比叡山の遠望には、仁和寺の五重塔も眺められました。
蔦紅葉の見れるお茶室からの展望もまた素晴らしいものがあります。
京の街、そして京の空までも我が物、独り占めした山荘です。
2008年11月20日
散りもみじ~天龍寺~
木枯らしが吹いた京都。
天龍寺のもみじも全山紅葉の前に、散ったもみじが、流れを止めていました。


もみじが、水面を埋め尽くしだしました。

逆光の光を浴びて、自らの木の影が映っていました。

散ったもみじの木の向こうには、嵐山が見えていました。

天龍寺のもみじも全山紅葉の前に、散ったもみじが、流れを止めていました。
もみじが、水面を埋め尽くしだしました。
逆光の光を浴びて、自らの木の影が映っていました。
散ったもみじの木の向こうには、嵐山が見えていました。
2008年11月19日
都庁の上はト長調~東京都庁~
久しぶりの東京出張。
会議の後、都庁へ。
都民のために解放されている第一本庁舎32階の職員食堂は、夜にはお酒も飲めるようです。
変なところで宴会をするなら職員食堂でというのもありなんですね。
第一本庁舎45階にある展望室に上がるのは、無料。

夜景を見るには、最高のスポットです。

その階にあるカフェ&バーで、ワインを・・・
ピアノの生演奏もあり、気分はト長調でした?!


会議の後、都庁へ。
都民のために解放されている第一本庁舎32階の職員食堂は、夜にはお酒も飲めるようです。
変なところで宴会をするなら職員食堂でというのもありなんですね。
第一本庁舎45階にある展望室に上がるのは、無料。
夜景を見るには、最高のスポットです。
その階にあるカフェ&バーで、ワインを・・・
ピアノの生演奏もあり、気分はト長調でした?!
2008年11月18日
いろんな姿を見せてくれるもみじ~岩倉実相院~
「床紅葉」で有名な岩倉実相院。
http://www.jissoin.com/guide/index.html
ここのもみじは、「床紅葉」だけではなく、いろんな姿をみせてくれます。


枯山水の石庭のもみじも鮮やかに映ります。

晴れ、曇り、雨でもいろんな表情を見せる紅葉。

有名な「床紅葉」は、ぜひ足を運んでご覧になってください。
http://www.jissoin.com/guide/index.html
ここのもみじは、「床紅葉」だけではなく、いろんな姿をみせてくれます。
枯山水の石庭のもみじも鮮やかに映ります。
晴れ、曇り、雨でもいろんな表情を見せる紅葉。
有名な「床紅葉」は、ぜひ足を運んでご覧になってください。