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アート/芸術  |洛中

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2009年08月31日

京都から門司港までの鈍行の旅 (青春18切符)

青春18切符は、普通の電車はどこまで行っても乗り放題。
そこで、京都から九州の玄関口の門司港駅まで、行ってみることにしました。
今回は、すべて電車の中からの撮影写真です。
電車の中からだけでも、結構楽しめます。

淀川を越える頃には、お日様も高くなり始めました。




「須磨」を越えると、海が見えます。




「舞子」近くになると、昔、開通前に特別なマラソン大会で走った明石海峡大橋が見えてきます。




「三石」の煉瓦工場の煙突がなぜか懐かしさを感じます。




「倉敷」のホームは、倉敷川の街並みを思わせるようなデザイン。




「福山」の駅からは、福山城の石垣が垣間見えました。




「備後赤坂」の駅の赤い屋根が、とっても印象的。




「尾道」は、坂の上の家からは、瀬戸内海の海が見えるんでしょうね。




「糸崎」で乗り換えのために電車待ち。
山陽白色セメントの工場の大きな煙突。
その横を、次に乗る電車が到着。




「八本松」を越えると、急勾配の山道に・・・




「瀬野」駅との間は、曲がりくねって進んでいきます。




「宮島口」は、厳島神社への船が待っています。





宮島口を越えると、左手には海が広がります。




「岩国」を過ぎると、蓮の畑が目に飛び込みました。
白い花がきれいだったことでしょう。




「大畠」付近は、海がきれい。
モーターボートが走りすぎていきます。




「柳井港」のボートです。




「戸田」の海も穏やかでした。




「防府」を過ぎた水田は、最近の水害も大丈夫だったようです。




「宇部」を越えると、夕日が近づいてきました。




そして、「下関」に到着。




下関からは、トンネルを越えると、直ぐに九州の「門司」
門司でいったん乗り換えて、二駅で目的の「門司港」駅に。



途中、広島や山口で道草をしましたが、約14時間の鈍行の旅でした。
めでたしめでたし・・・







  

Posted by Norichan at 17:00Comments(0)

2009年08月30日

三門の上は極楽浄土 (東福寺・三門)

東福寺の三門。
禅宗現存最古、最大の三門。
その楼上内部は、極彩色に彩られた極楽浄土の世界でした。
そして、その楼上の四隅にある柱が蓮を逆さまにした形の逆蓮柱(ぎゃくれんばしら)




楼上はとても広く、逆蓮柱の向こうには、伏見の街が一望できます。




楼上の扁額「玅雲閣」(みょううんかく)の字は、室町幕府四代将軍足利義持公の筆蹟。
当時、女人禁制だったので、「妙」の字を「玅」にしたのだそうです。




立派な柱が、極楽浄土を支え続けていました。




  

Posted by Norichan at 17:00Comments(0)京の旅

2009年08月29日

小さな渓谷に架かる小さな橋 (東福寺・偃月橋)

東福寺の塔頭(たっちゅう)のひとつである龍吟庵(りゅうぎんあん)
そこへ行く洗玉澗渓谷にかかる重要文化財の小さな橋「偃月橋」(えんげつきょう)




有名な通天橋の小型版のようですが、由緒ある橋です。




「ねね」が龍吟庵を訪れると聞いて、この小さな渓谷を渡るために作られたそうです。




通天橋より素朴で素敵でした。

  

Posted by Norichan at 17:00Comments(2)京の旅

2009年08月28日

赤い石庭 (東福寺・龍吟庵)

今年の夏の文化財特別拝観。
東福寺の塔頭(たっちゅう)のひとつである龍吟庵(りゅうぎんあん)
室町時代初期に立てられた日本に現存する最古の禅宗方丈建築を残しています。
ここの庭園は、昭和期になって重森三玲が手がけたもの。
そのひとつが、この赤砂を使った石庭。
「不離の庭」
鞍馬の赤砂が印象的です。




東福寺三世住持の大明国師幼少の頃の故事にもとづいて作られた庭。
狼に襲撃されそうになった国師の身を、二頭の犬が守ったという。
真ん中の横に長い石が倒れた国師。
彼に離れずに居る角の取れた石が犬で、尖った石が狼です。




西の庭もスケールのある庭。
「龍の庭」
龍が海の中から黒い雲を得て昇天する姿を大胆に描いています。
龍の頭と翼を広げている姿がわかります。




白い砂に黒い砂で雲を表し、まるで龍がとぐろを巻いているようです。




そして、南の国宝の方丈前の庭園は、木も草も大きな石もない簡素な白砂のみの庭。
「無の庭」




それぞれ特徴のある枯山水の庭が、国宝の方丈を囲んでいました。
普段は一般公開していないので、貴重な時間でした。
今年は、9月30日までの公開です。
一見の価値ありです。


  

Posted by Norichan at 20:00Comments(0)京の旅

2009年08月27日

舞妓さんと乾杯! (上七軒ビアガーデン)

京の花街のひとつ上七軒。
そこの歌舞練場の庭で開催されるビアガーデン。
それが、「上七軒ビアガーデン」です。
夏の風物詩になっています。




春の「北野をどり」で有名な歌舞練場。




歌舞練場の庭園や喫茶室を利用してのビアガーデン。
舞妓さんや芸妓さんがビールのお相手をしてくれます。




今年の最初で最後のビアガーデンが上七軒ビアガーデンだったのはうれしい限りです。
涼しく楽しいひと時でした。
舞妓さんがひとりも写ってなくてごめんなさい。
肖像権がうるさくて・・・
ビアガーデンは、9月5日までです。
http://www.maiko3.com/event/beergarden.html


  

Posted by Norichan at 16:00Comments(0)京の旅

2009年08月23日

懐かしい時間を感じて (旧京都市立明倫小学校)

1993年に統廃合のため閉校となった京都市立明倫小学校。
なぜか、懐かしさを感じます。

今は、「京都芸術センター」として、この建物の文化価値を損なわないように大切に改修され、その後自由な芸術活動が行える施設として活用されています。

手洗い場の蛇口。
ただの蛇口が、こんなにも懐かしさを感じるのはなぜでしょうか?




運動場から帰ってきて、みんなここで手を洗ったのです。
可愛い窓から、今遊んできた運動場が見えます。




狭いながらも、しっかりとした運動場です。




二階に上がる階段は、緩やかなスロープです。
その当時から、もうバリアーフリーだったんですね。




授業中の廊下。
そんな静けさを感じました。




明倫小学校当時の玄関。




アーチ型の窓が所々に。
そして、細かな細工。




今では見かけなくなった「二宮金次郎」の石像。
きょうも薪を背負って、読書に励んでいました。



  

Posted by Norichan at 15:00Comments(2)京の旅

2009年08月22日

おくどさんのある風景 (無名舎)

京町家のひとつが「無名舎」として公開されています。

台所である「おくどさん」
土間を風が流れていきます。




現在も使用されている台所です。




天井の明かり取りからは、眩しい太陽の光が差し込みます。
愛宕山の「火の用心」のお札。




設えられた立派な整理たんすの取っ手に、祇園さんの団扇が・・・




打ち水されたおくどさんを涼しい風が流れます。

  

Posted by Norichan at 19:30Comments(0)京の旅

2009年08月22日

すだれのある風景 (無名舎)

京の夏は、盆地特有の蒸し暑さ。
でも、京町家の中は、涼しい風が流れます。

無名舎の二階にかかっているすだれ。
一階の座敷庭の緑が見えます。




すだれが風に揺れて、美しい模様が動きます。




反対側の部屋にもすだれ。
風が流れます。




一階の座敷も、なんと心地よい風が流れるのでしょうか!




天然のクーラーは、気持ちまで涼しくしてくれます。

  

Posted by Norichan at 19:00Comments(0)京の旅

2009年08月22日

坪庭のある風景 (無名舎)

蛸薬師通り新町を上がったところにある「無名舎」という町家。
明治生まれのこの町家は、現在も住宅として使われています。
呉服屋を営んでいたという立派な京町家。

玄関を入ったところにある坪庭。




京の町屋の中で、坪庭は、緑を感じる自然の世界。
そして、明かり取りの場。




奥にも、座敷庭が・・・
暑い京の町の中で、庭に打ち水をすることで空気の流れが出て、自然のエアコンにもなっています。




そんな重要な役割を持っている坪庭を、涼しい風が通り抜けていきました。

  

Posted by Norichan at 17:30Comments(0)京の旅

2009年08月21日

流れ橋は生活の橋 (木津川・流れ橋)

木津川に架かる八幡市と久御山町を結ぶ上津屋橋。
この橋は、「流れ橋」と呼ばれています。
全長は356.5mで、幅は3.3m。
木津川が増水して橋板まで水に浸かると橋板が自然に浮かび、八つに分割してワイヤーで繋がれた橋板が吹き流しのように流れるので「流れ橋」
昭和28年にできてから、15回以上流されたとか。

しかし、流されても再び生活者の大切な橋に戻ります。




おとうさんとお散歩です。




おじいさんが自転車で通ると、橋の板は、「カタカタ!」と素朴な板の音が響きます。




クローバーが橋のたもとに咲いていました。




周りは、砂地の河原が広がり、コンクリート護岸や電柱もないので、時代劇のロケ地としても有名です。




今にも、旅の侍が通っていきそうな雰囲気です。




ご主人さまは、何かを見つけたのかな?

そこには、確実に毎日の生活が流れていました。

  

Posted by Norichan at 17:00Comments(4)京の旅

2009年08月18日

京の趣き (桑名・六華苑)

桑名の六華苑にある建物は、洋館と和館が重なり合っています。
その洋館の隣にある和館は、どこか京都の趣きを感じます。




障子越しの庭園は、京都のどこかの日本庭園のよう。




ガラス戸をふんだんに取り入れ、明るい和室が広がります。




洋館と和館の境界です。
それは、文化が一体化した印でした。







  

Posted by Norichan at 17:00Comments(0)

2009年08月17日

私も花嫁さんに! (桑名・六華苑)

桑名の六華苑にある洋館。
ちょうど、結婚式のパーティーが開かれていました。
「私も花嫁さんになりたいな!」
そんな声が聞こえそうな可愛い女の子。




鹿鳴館時代を思わせるこの洋館。
玄関は、シンプルな美しさ。




洋館の中は、とても明るい雰囲気。




窓ガラスからは、庭の緑の光が飛び込んできます。




テラスにも明るい日差しが注ぎます。
開けられた窓からは、涼しい風が通り抜けていきます。




暖炉は家族の暖かさを象徴するものですね。
ハートの形が、遊び心をくすぐります。




みんな、お幸せに!  

Posted by Norichan at 18:00Comments(0)

2009年08月16日

素敵な洋館 (桑名・六華苑)

桑名にある六華苑。
ここは、山林王と呼ばれた桑名の実業家二代目諸戸清六の邸宅として大正2年に竣工したもの。
広い池泉回遊式庭園に建つ洋館と和館。
その中でも、このシンプルな洋館は、ひときわ目立っています。




洋館の設計は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルによるもの。
彼は、東京にあるニコライ堂の設計も手がけた建築家です。




テラスから芝生の庭園へ・・・
ゆったりとした時間が流れます。



全体はシンプルなデザインですが、4階の塔屋は圧倒的な存在感を放っていました。



  

Posted by Norichan at 13:50Comments(6)

2009年08月16日

ヴィーナスのようにねじれた橋 (北勢線・楚原付近)

三岐鉄道北勢線の楚原駅の近くに、「ねじり橋」という電車用の橋があります。
その姿は、カラダをくねらしたヴィーナスのような美しさです。




この橋は、大正5年に完成したコンクリート製の橋で、正式名称は「六把野井水拱橋」と記されていました。
「拱橋(きょうきょう)」とはアーチ型の橋。
「六把野井水(ろっぱのいすい)」とは、江戸時代に造られた用水。




橋に対して用水が斜めに交差するため、ブロックがねじれたように積まれたそうです。
また、この構造は橋の強化にもつながっているとのこと。
こうした構造は「ねじりマンポ」と言われ、南禅寺近くのトンネルで見たようなレンガ造りのトンネルなどにはよく見られるものだそうです。
http://photonorichan.kyo2.jp/e1247175.html
現存するコンクリートブロック製の橋では唯一だといいます。




田園地帯を黄色い電車が、のんびりと通り過ぎていきました。












  

Posted by Norichan at 09:30Comments(4)

2009年08月16日

ぼくも見たいよ! (北勢線)

電車に乗ると、決まって運転席の前に立ちたくなる・・・
そんな思い出を持つ人は、結構いると思います。
それは、今も昔も変わりません。

関西本線の桑名駅を降りると、ナローゲージといわれる線路の間の狭い電車が走る鉄道があります。
三岐鉄道の北勢線。
運転台の後の特等席には、男の子がかぶりつき。




すると、お姉さんらしい子も参戦。




運転手は、いつになく楽しそうです。
車内が狭い分、乗務員との距離も狭いのかもしれません。




この子供が途中駅で下車すると、待ってましたとばかりに、次の子供が特等席へ!
おとうさんと男の子は、楽しげに線路の先を見ていました。




心地良く揺れる、楽しい電車の旅でした。





  

Posted by Norichan at 09:00Comments(2)

2009年08月15日

昔の記憶を辿って (関西本線加太駅)

蒸気機関車が走っていた頃によく訪れていた関西本線の加太(かぶと)駅。
名古屋方面へ出かけるのに、関西本線経由で通りました。

加太駅は、今は無人駅。
誰もいない駅舎の中に、昔、座ったかもしれないベンチが、昔どおり置かれていました。




切符にカチャカチャと鋏を入れる音が聞こえてきそうです。




長いホームは、今では2両編成の気動車が通る程度。
埋め立てされていない昔のホーム部分は、段差が低く、簡単に線路に降りれました。
でも、列車に乗り込むのは、段差が大変でした。
昔は、バリアーフリーなんて、考えてもみなかった概念ですから。




気動車のはエンジンの音が、谷あいにいつまでもこだましていました。
まるで昔の蒸気機関車の汽笛のように・・・



  

Posted by Norichan at 22:00Comments(2)

2009年08月13日

エド時代はエコ時代 (びっくりエコ100選・京都高島屋)

江戸時代は、ほんの140年前。
その時代は、鎖国と言うこともあり、食料自給率は何と100%!
そんな中で、生活は、自然を大切にし、物を大切にすることが当たり前だったようです。

エド時代はエコ時代!
雨水を貯めて、火事の火消し水として常に準備していた「天水桶」




桶やたらいの竹輪を直し、何度も大切に使いました。




木造りの樽なども、日本の風土の合って、何度も使われたんですね。




使い捨ての世の中を見直し、自然の力を活用する。
ほんの140年前の人間の営みは、いたって自然な営みだったんですね。

クーラーの効いた涼しい会場に、風鈴の音が涼しげな音色を響かせていました。




「 地球のため みんな笑って エコライフ 」

びっくりエコ100選は、8月18日まで、京都高島屋で開催しています。
http://www.eco100.jp/
  

Posted by Norichan at 19:00Comments(0)私の思い

2009年08月09日

武家屋敷の囲炉裏 (村上市)

村上市は、城下町。
ですから、昔ながらの武家屋敷や町屋が残っています。




囲炉裏は、お湯を沸かしたら、暖を取るだけでなく、出てくるススによって茅葺きを保護してくれます。






囲炉裏を囲んで、どのような団欒があったのでしょうか?




村上城の跡は、市内のいろんな場所から見ることができました。




  

Posted by Norichan at 15:00Comments(2)

2009年08月06日

鮭が空を泳ぐ町 (村上市)

新潟県の村上市を流れる三面川。
この川には、毎年、鮭が遡上してきます。
江戸時代から鮭の生態を理解し、稚魚の放流をし、それが今に受け継がれています。
その大切な鮭は、村上の天候や風土が、すばらしい鮭料理の文化を造り、受け継がれています。

立派な鮭が所狭しと天井から吊り下げられて乾燥されている鮭。
まさしく、空を泳ぐ鮭です。




これが、塩引き鮭です。




村上市にある味匠「喜っ川」
様々な鮭の逸品が並びます。




その中でも、塩引きの鮭は、芸術品。
単に塩味ではなく、単に干すのでもなく、村上の独特な気候風土の中で、約一ヶ月もの時間をかけ鮭がじっくりとアミノ酸発酵し、美味しく熟成されています。




ちょっと発酵されたような鮭の香りが、部屋一杯に拡がっています。
この香りだけで、美味しいお酒が飲めそうな気がしました。




  

Posted by Norichan at 15:00Comments(0)

2009年08月04日

磐越西線の気動車たち (磐越西線)

磐越西線の気動車たちです。




カラフルな車体が、軽快に走ります。




快速「あがの」




SL「ばんえつ物語」も10周年なんですね。
馬下駅を通過します。

  

Posted by Norichan at 18:00Comments(4)鉄道