京つう

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2008年09月20日

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)

長野の「東山魁夷館」を訪ねてから、彼が描いた京都の町をこの目で確かめたいと思いだしました。
彼は、1960年代に京都の地を訪れ、その作品を「京洛四季」としてまとめ上げています。
京の風景の美しさには、四季は切り離せないものです。
ですから、1年をかけて、彼の描いた京の四季を感じたいと思っています。
これは、別のブログを立ち上げましたので、興味のある方は、そちらにもアクセス下さい。

東山魁夷「京洛四季」の風景を訪ねて
http://superman007.cocolog-nifty.com/norichan/


さて、東山魁夷は、伏見の酒蔵を訪ねています。

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)


伏見は、豊臣秀吉が築城した伏見桃山城の城下町として発展した町で、特に、酒造りに最適な地下水に恵まれて、多くの造り酒屋が軒を並べています。
東山魁夷は、この何か幾何学模様のような規則的な酒蔵の窓におもしろさを感じたのかもしれません。

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)


周りには、多くの酒蔵が点在しており、どこを取っても絵になる風景です。

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)


月桂冠の大倉記念館は、江戸時代にタイムスリップした感じがします。
伏見は、最適な良質の地下水が湧き出ており、酒造りのメッカになっています。
地下水は、確かにまろやかでおいしい水でした。

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)


裏を流れる壕川は、昔の伏見城の外堀だった川で、宇治川、淀川につながっていおり、交通の要でもあったのです。

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)


近くには、あの旅籠「寺田屋」もあり、伏見と大阪を結ぶ交通の拠点として賑わい、旅籠からは酒盛りの声が聞こえてきそうな感じがしました。

伏見散策(東山魁夷の風景を訪ねて)




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Posted by Norichan at 18:00│Comments(2)京の旅
この記事へのコメント

生きている間に賞賛される画家は少ないなか、東山魁偉はとても運のいい方だったと思います。
魁偉の青や緑の色の使い方には脱帽します。
少し幻想がかった絵の世界に、いつの間にか吸い込まれそうになります。
魁偉が美しい京都を愛したのも理解できる氣がします。
伏見の造り酒屋さんを魁偉はどんなふうにとらえたのでしょうね。
私ものりちゃんのブログで勉強しながら、魁偉の世界に浸りたいと思います。
すてきなブログを作られて感激しています!
Posted by miri at 2008年09月21日 00:36

miriさんへ
東山魁夷は、今年生誕100年です。
100歳だったら、今はそうめずらしくありません。
彼は、確かに生きている間に認められた画家のひとりです。
だからこそ、後生に残される唐招提寺御影堂の壁画を任されたのだと思います。
でも、運も才能のひとつだと思います。
Posted by Norichan at 2008年09月21日 10:04
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