2009年02月16日
閑寂とした空間 (相国寺)
同志社大学の北側に、由緒ある臨済宗相国寺派(金閣寺、銀閣寺)の総本山の相国寺があります。
室町幕府三代将軍、左大臣足利義満によって建立されたこの寺の「相国」とは、左大臣(義満)の唐名。
広い敷地には、閑寂とした禅刹らしい風が漂います。
鐘楼は一名洪音楼といい堂々とした造りで、天保15年(1844年)に再建のもの。
「袴腰付鐘楼」ともいわれ、大屋根を支える木組みの造形が目を見張ります。


正面の庫裏の屋根の鬼瓦は、凄い顔で睨み付けています。

安政6年(1859年)に建てられた経蔵は、何となく銀閣寺をイメージします。

相国寺の塔頭「瑞春院」は直木賞作家の水上勉の小説「雁の寺」の舞台となったところ。
水上勉は9歳の時、瑞春院で得度し13歳まで禅の修行に過ごしたそうですが、ある日突然寺を出奔したのだそうです。
ここの水琴窟は京都の中ではもっとも良い音色とか。
一度音色を聞いてみたいです。

相国寺の総門の横は、キリスト教主義の同志社大学のクラーク記念館です。
東洋と西洋の文化の接点がここにありました。

室町幕府三代将軍、左大臣足利義満によって建立されたこの寺の「相国」とは、左大臣(義満)の唐名。
広い敷地には、閑寂とした禅刹らしい風が漂います。
鐘楼は一名洪音楼といい堂々とした造りで、天保15年(1844年)に再建のもの。
「袴腰付鐘楼」ともいわれ、大屋根を支える木組みの造形が目を見張ります。
正面の庫裏の屋根の鬼瓦は、凄い顔で睨み付けています。
安政6年(1859年)に建てられた経蔵は、何となく銀閣寺をイメージします。
相国寺の塔頭「瑞春院」は直木賞作家の水上勉の小説「雁の寺」の舞台となったところ。
水上勉は9歳の時、瑞春院で得度し13歳まで禅の修行に過ごしたそうですが、ある日突然寺を出奔したのだそうです。
ここの水琴窟は京都の中ではもっとも良い音色とか。
一度音色を聞いてみたいです。
相国寺の総門の横は、キリスト教主義の同志社大学のクラーク記念館です。
東洋と西洋の文化の接点がここにありました。
Posted by Norichan at 17:00│Comments(4)
│京の旅
この記事へのコメント
京都の名刹、相国寺は足利家にゆかりの
深い禅寺だったのですね。
美しい水琴窟の音色が ↑のお写真から
響いてきそうです~
鬼がわらさんの 風貌も独特ですね。
北鎌倉の円覚寺と建長寺も臨済宗の総本山のお仲間でした。こちらは、北条家に係わりがあるようです~(調べてみました)
中世のお寺と近代の大学が そちらでは
共に睨みをきかせているようですね!
Posted by 雪童子 at 2009年02月16日 18:37
雪童子さんへ♪
ここの水琴窟の音色は聞いてみたいのですが、先日は一般には公開されていませんでした。
また訪ねてみます。
鎌倉も名刹が多いですね。
懐かしいです。
Posted by Norichan at 2009年02月16日 18:57
短大の時に、水上勉が修行した寺を見学に行ったことを思い出しました!
近くに大学があったのは同志社大学だったのかなぁ・・・。
うーん、思い出せないけど、懐かしい(^○^)。
Posted by みり at 2009年02月16日 20:37
みりさんへ♪
たぶん、相国寺のこの塔頭「瑞春院」でしょうね。
こんど「雁の寺」を読んでみます。
Posted by Norichan at 2009年02月16日 21:46